まだ幼い子供の場合、
自分宛に手紙は来ないし、誰かが自分を訪ねてくることもない。
誰か、自分を訪ねてきてくれたらいいのに・・・!
淋しいような悔しいような気持ちで、
心がもやもやとする可愛らしいエメラルド。
ひょんなことから自分でも役に立てることがあると分かり、
目が輝き始めます。
自分を必要としてくれる人。
自分を訪ねてきてくれる人。
大人には普通のことでも、子供にとっては心躍ることなのだと感じます。
息子の学校ではそんな気持ちを「自己有用感」として、
誰かに必要とされる喜び、
誰かのために何か出来ると思える喜びを子供達に感じてもらいたい、として、
様々な活動に取り組んでいますが、
この作品はまさにその「自己有用感」について描かれているように思います。