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いぬかって!」 ママの声

いぬかって! 作・絵:のぶみ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2006年11月
ISBN:9784265069750
評価スコア 4.24
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みんなの声 総数 16
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  • 悪趣味

    以前、書店で見かけ、気になって立ち読みしてしまいました。
    そして、あまりにひどい内容に驚きました。

    この絵本を読むことを想定されている子どもたちのうち、果たしてどのくらいの子たちが実際に生き物を飼ったことがあるでしょうか。
    私は子どもの頃から、本当に色々な動物を飼ってきました。彼らの生死は身近にあり、その時々でありのままの姿を見せてくれました。
    この絵本を読む大人の読者には、多かれ少なかれ私と似たような経験があるかもしれません。

    ところが、幼い子どもたちはどうでしょうか?
    『いぬかって!』というタイトル、素朴で単純化された子どもにとって親しみやすいと思われる絵の表紙からは、この本がそのような人生経験を必要とする絵本には見えません。

    犬大好き!動物大好き!という気持ちで、わくわくしながらこの絵本を手に取った子どもたちが、この本を開いた時のショックは計り知れません。
    子どもが大人と同じ人格を持った同等の人間であることには異論はありませんが、子どもと大人のものの感じ方、考え方は違います。経験の厚みも違います。
    なぜわざわざこのような絵本を幼児に見せる必要があるのか理解できません。対象年齢をみてびっくりです。
    私はこの本は子どもに対する暴力とすら感じます。

    大人の心に響くのであれば、それはそれで価値ある絵本なのでしょう。
    しかし、繰り返しますが、子どもは「小さい大人」ではないのです。
    「子ども向け」の表紙ですが、私はこの本は大人の本だと思います。それもかなり好き嫌いが分かれるタイプの。
    ちなみに、多くの動物たちの臨終に立ち会ってきた私は、この本で感動することはなく、大変嫌な気分になっただけでした。命を「利用」して、まだ人生経験の浅い子どもたちに罪悪感を押し付けるような描き方に、腹立ちさえ覚えます。

    投稿日:2020/05/27

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  • インコのピピちゃんが・・

    のぶみさんの絵本の中でも一番有名な絵本も生と死がテーマになっていますが、この絵本も動物の死が出てきます。

    子どもに命の大切さを教えることは必要ですが・・やはり絵本の中に死が出てくると私はドキッとしてしまいます。
    この絵本もタイトルからは、いぬがほしい主人公の男の子のお話だろうという事くらいしか見えてこなかったので、飼っていたインコのピピちゃんが死んだというページで思わず動揺が隠せませんでした。

    死んでしまう必要があるのか?と思ってしまったくらいです。
    少し元気がなくなる程度でも充分に命の尊さが伝わったのではないか、
    死んでしまったらいいのにと思った気持ちを反省して、一生懸命看病して元気になってくれたら・・そんな展開を私は望みますが・・

    そこは、のぶみさんならではの世界なのでしょう。

    生き物を飼う以上、やはり世話をしっかりとしなくてはなりません。
    家庭で動物を飼う時にはやはり命あるものであることを育てることのむつかしさ、大切さを子どもにも充分理解させてから飼わなくてはなりませんね。

    投稿日:2017/09/22

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  • 本当に大切なもの

    このお話は、主人公の少年が犬がほしくて、自分の今買っているペットの小鳥がいなくなったら…と思ったら本当に小鳥が死んでしまったお話でした。この少年が願ったから死んだわけではないのですが、とてつもない罪悪感に襲われている様子が見ていて心苦しかったです。なくなって初めて本当に大切なものに気づくときもありますね。

    投稿日:2016/07/21

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  • 考えさせられる内容です!!

    この絵本は、読んだ後に深く考えさせられる内容でした。
    犬がほしい男の子は、すでに鳥を飼っています。
    鳥がいなくなれば、犬を買ってもらえるんじゃないかと思って
    しまうのですが、次の日、鳥が死んでしまいます。
    男の子は、やりきれない思いで、涙を流します・・・。
    命の大切さ、命を預かることの責任の重さ、いろんなことを
    この絵本は伝えてくれているのだと思います。
    深い内容で、しびれました。

    投稿日:2014/05/28

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  • 『動物が好き』だけでは読めません。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    表紙絵やタイトルのロゴを見ただけで、読んでみたいな。うちの子どもたちは動物好きだし。折しも我が家はパパの反対で決まりかけていたネコを飼うことができなかったし…。
    そんな安易なつもりでこの絵本を図書館で借りてきました。

    少なくとも、うちの子たちはこの絵本を喜びませんでした。
    なので評価は低めです。
    ペットを飼う人のモラルの大切さを訴えているようなストーリーでした。
    絵は個性的で可愛いし、内容も決して悪いわけではありません。
    でも、感受性の強いお子さんなどにはどうかな?
    この絵本は『動物が好き』というだけでは読めません。
    動物を飼う心構え、死んでしまった時の心構えがないと辛い話です。
    少なくとも、学校などの読み聞かせにはあまりおススメしたくありません。

    投稿日:2011/05/29

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  • こんなに悲しいお話だったなんて

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    かんたろうは、ペットショップで見つけた子犬が欲しくてたまらない。
    お母さんにおねだりするけど、インコのピピちゃんのお世話もままならないくせにと、一喝されます。
    ピピちゃんがいるから子犬が飼えない。ピピちゃんが死ねば、子犬が飼える?ピピちゃんいつ死ぬんだろう。
    そんなことを考えた次の日。ピピちゃんが・・・・・。

    自分を責めて責めて泣き続けるかんたろう。悲しいよね。悔しいよね。辛いよね。気持ちが痛いほど分かります。多かれ少なかれ、こんな経験した人は多いんじゃないでしょうか。大切なものは失って初めて気づくんですよね。

    まさかこんな悲しいお話だとは知らずに読んでいたので、読み終わったあと、しばらく呆然としてしまいました。

    投稿日:2010/11/25

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  • 自問・・・

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子13歳、男の子10歳

    4年生の教室で読みました。
    ピピちゃんが死んでしまうシーン以降は、
    子どもたちの目つきが違っていました。
    「のぶみ」さんは絵がかわいいので、
    「ほんわか系」かと思わせといて・・・・
    大変心理描写がスルドイと思います。
    自問自答するところなんか、
    大人の小説かなんかの描写みたい。
    侮ってはイケナイのだ!

    投稿日:2008/11/14

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  • 貴重な経験

    犬が欲しい。でも今飼っているインコのピピちゃんがいるから
    飼えないとお母さんに言われて
    (ピピちゃんが死んじゃえばいいのに)って思ったかんちゃん。
    子どもってすごく素直で短絡的でちょっぴり残酷なんですよね。
    でもそれは大人に比べて経験が少ないから
    当たり前の発想だとも言えるかもしれませんね。
    かんちゃんにとっては自分が考えたとおりに事が運んでしまって
    すごくショックを受けた形になってしまったけれど
    とても貴重な経験だと思います。
    こうやって子どもの中に命の重さとか慈しみとかが芽生えていくんですよね。
    お父さんがいっしょに悲しみを分かち合ってくれるラストの場面はとってもステキですね。

    投稿日:2007/05/06

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  • 生命との関わり

    ペットショップでかわいい犬を見かけたかんちゃん。
    もう欲しくて、欲しくて・・・
    「いぬかって!」でも、うちには小鳥のぴぴがいるので
    飼えません。かんちゃんは
    「ぴぴが死んだらいぬかえるのかな〜」いつしかそう考えて行くように。
    そしたら次の日・・・

    衝撃的なワンシーンでした。

    娘も息子も息をのんで、私が話す次のお話しを待ってます
    その合間に口に手を当てて「かわいそう!」

    まだ我が家では生き物を飼った経験はないですが
    命をもった物との関わりのなかでは
    この経験は必ず通る道です。

    ラストに向かって子どもたちも目に涙を浮かべながら
    聞いています。

    でもね、子どもたちもちゃんと気持ちに
    整理が付くようなタスとだったんですよ♪
    とても心に残る1冊になったことでしょう。

    生命との関わり、いのちの大切さを痛感した
    素敵なお話しでした♪

    投稿日:2007/02/12

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  • 気軽に手に取ってみました。
    犬を飼う、楽しい絵本なのかなぁと。
    すると全然違って、本屋で泣きそうになりました。

    「いぬかってかって!」というかんちゃんに、お母さんは知らんぷり。
    インコのピピちゃんがいるから?
    ピピちゃんがいなければ、と思った翌日、ピピちゃんは・・・
    かんちゃんは自分を責めます。
    痛いほど気持ちが伝わってきて、泣きそうになりました。

    ペットを飼うということは、いつかはお別れしなければならないこと。
    自分の経験と、これから子どもに味わわせるかもしれないということで、大切な1冊になりました。
    ゆっくりと子どもにも読み聞かせしようと思います。

    投稿日:2007/02/10

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