「じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ」 ママの声

２歳１０ヶ月の息子と読みました。
私が小さい頃に持っていた絵本で、白黒のページは
色鉛筆で色がつけてありました。
この絵本は塗り絵にぴったりなページが沢山出てきます。
子供の頃、自動車などの乗り物には全く興味が無く、この物語も
あまり印象には残りませんでした。
が、息子は乗り物大好き！
表紙の自動車の絵を見て、必ず読んでと持ってきます。
ページ数の多い本ですが、中は絵がいっぱいで、小さな子でも
十分に楽しめます。
キャンピングカー、トラクター、タンクローリーと様々な種類の
車が出て来るのも楽しいし、行列の原因は何かな？と
運転手さんが順番に聞きに行く場面、その返事も楽しいです。

　文章は多くなくて、３歳の弟も大好きになった童話絵本です。いろんな車が登場したり、のどかな田園風景が広がっていたりと、読んでいるうちに大人のほうがほっとするというか、こんなほのぼのとした出来事っていいですよね。

　おじさんがタクシーに乗って隣村まで行こうとしますが、途中渋滞が出来て前に動きません。そのまま、２０分待っているとタクシーの運転手さんが何があったのかと、前の車に聞きます。前の車の運転手さんも、その前の車に聞きに行くという具合にどんどん前にたずねにいきます。途中で、「ダンプでもパンクしたんだろう」と言われたので、今度はそれを後ろの運転手さんに伝えていくのですが、内容が毎回変わっていって、おもしろい絵本です。最後には、パトカーまで登場する騒ぎとなりますが、ことの発端はなんとも楽しい出来事でした。