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しんぺいのお父さんは耳が聞こえない。でも胸を張って生きているししんぺいへの愛情は人一倍。しんぺいはそんなお父さんが大好きだ。しんぺいが逆上がりができた日、買い物、お風呂の場面など一日を描く。父子の関係が温かい。
投稿日:2022/06/11
長谷川知子さんの絵がとても物語に合っていました。 耳の聞けないお父さんを持つしんぺい君から見た世界です。 健常者のお父さんを持っている友達との違い、町での他人との触れ合い方の違い。 “聞こえない”お父さんとの親子のやりとり。 子どもだからこそ感じたものが描かれていました。 絵は大きく見やすいのですが、文章がとても長いので、この作品を1回の読み聞かせで子どもたちに紹介するのは、時間的に長そうなのがネックです。 テーマを作ってブックトークで紹介してみたいです。
投稿日:2016/12/23
しんぺいのお父さんは、耳が聴こえません。 でも、しんぺいは、変だとも、不便だとも感じたことがありません。 お父さんは、手話を使って、ちゃんと話ができます。 けれど、道を尋ねてきたおばさんは、耳が聴こえないことを知ると、まるで言葉が通じないかのような態度をとったのです。 おばさんの態度はもちろん酷いですが、聴覚障がい者への理解が、社会全体に浸透していないのも一因だと感じました。 もっと、様々な障がいに対する理解、知識を広めるような取り組みや交流が必要だと思いました。 その一歩となる一冊です。
投稿日:2016/04/19
図書館で6歳の長男に読む本を探していて、下の子が偶然引っ張り出してきたこの本。表紙と中の字の多さなどチェックしこれでいいやと借りてきた本。 ほんの題名から内容が想像できなくて、息子と「どんなお話かな?」と読み進めていくと…涙があふれそうになり声が詰まり読み進めるのに苦労しました。 耳が聞こえないお父さんに、おばさんが道を尋ねるところは、息子も真剣に聞き入っていました。お父さんと息子、お互いをを思う気持ちに感動します。幼児向けとありますが、心の中の微妙な揺れ動きの描写がわかるようになる小学生向きだと思いました。
投稿日:2011/10/05
絵本の中のお父さんは耳が聞こえません。読んでいくうちにすぐにわかりました。子供は「なんで手を動かしてるの?」って不思議そう。そこで手話を教えてあげるいい機会になりました。ちょうど保育園の絵本などで手話のページも描かれてあったので、それも見せながら「手話」というものを教えてあげました。絵本の中で子供がお父さんの「とんとん」としている場面を見ると・・・心にジーンとくるものがありました。なんだかあったかい感じとホロリとくる感動。耳が聞こえなくても親子の絆は深いんだと伝わってくる絵本です。
投稿日:2009/09/03
おとーさんは 耳が聞こえませんでした。。。そのことは 読み進めて はじめてわかります。 この絵本を3年生の読み聞かせに 選びました。本のなかに 手話が出てきます。丁度子どもたちは「手話と点字」の話を 国語で 習っていたので より興味をもって 聞いてくれました。また クラスの中に 家族に 耳の不自由な人がいる 女の子もいて 一生懸命聞いてくれていました。 おとーさんは 楽しく 明るく 暮らしています。不自由と 不幸は 一緒じゃないんだよね と 最後に 付け足して 伝えさせてもらいました。
投稿日:2007/02/16
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