イギリスの昔話です。
小さい小さいおばあさんが、ある日散歩に出かけ、お墓でちいさい骨を拾ってきます。その夜、おばあさんが寝ていると、「おれのほねをかえせー」という声が聞こえてくるという、ちょっとミステリアスなお話です。タイトルから受けるイメージとは、ちょっと違いますよね?
挿絵は、お話のイメージとピッタリです。
おばあさんに関するものには、すべて「ちいさいちいさい」という形容詞がつきます。一体このおばあさんがどのくらいの大きさなのか?想像してみるのも楽しいです。
そして、この骨から聞こえてくる声は、一体だれなのか?
最後、おばあさんが「もっていきな」というと、何事も起こらなくリますが、それは、なぜなのか?
この本には、読者の想像、推測に任されている部分が多く、楽しいですよ。