インパクトのある表紙に魅せられて、読んでみました。
この絵本、表紙に、どーんとおめかししてる悪魔の絵があって、タイトルは裏表紙に書かれているという、とてもおしゃれな絵本です。
一見、砕けた文章で、最初はあまり馴染めなかったのですが、声に出して読んでみると、語っているようで、なかなか味わいがありました。
悪魔や地獄が出てきますが、語り口が軽妙なのと、絵がとてもおしゃれなので、おどろおどろしさは微塵もありません。
むしろ、王子様ブルマーをはいた悪魔がコミカルです。
最後のオチも、「そうきたか!」という感じで、痛快でした。
一緒に読んだ次男は、「王様はひどい!」と怒っていましたが、この結末には十分満足した様子。
おしゃれで楽しいグリム童話です。