「まめくまくん」 ママの声

ピーナッツぐらいのまめくまくん。
ある春の日に、桜の花びらで作った不動産屋さんのチラシを
拾いました。
ピーナッツ型の家は小さくて狭いので、もう少し広い家を！
まめくまくんは、はつかねずみの不動産屋さんがある
桜並木へと荷物をまとめて出かけます。

まめくまくんの小ささも可愛いのですが、
その道中に出会うあおむし電車も可愛い！

はつかねずみの不動産屋さんなんて、バッグの形！
中に入ると、壁に並んだ色んな鍵にワクワクしてきます。
まめくまくんにぴったりな家はどんなだろうって。

電話がなかなか終わらないのに痺れを切らし、
まめくまくん、「この近く」って聞いたからと
飛び出して行っちゃいます。

出てくる家はなかなか個性的で次男も大喜び。

ここに出てこなかった他の家も、見てみたかったな〜♪

ストーリーを考えると、さして深い内容ではありませんし、なんだか行き当たりばったりなのに、いいことが向こうから舞い込んできちゃうご都合主義だなぁと思うのに、読み終わった後、印象深いんですよ。
その一つはたぶん「島田ゆかさん」みたいに、ページ１枚１枚にこだわりを感じるからかもしれません。（作風は全く別ですが）

はつかねずみの不動産屋やの家や小鳥たちの家、クモの家、最後に出てくるまめくま君の新しい家（とその回り）に至っては、その存在だけでなんだか魅せられてしまいました。