きょうりゅうが新幹線になってしまって、嬉しいのかと思いきや実際はそうでも無くて。。突然の出来事にちょっと困ってしまう所が又おかしくて笑えてしまいました。
誰にでもこうなりたい、ああなりたい、っていうのは有ると思います。でも実際にそうなってしまったらもっともっとまた別の物になりたかったり、もっと人に注目されるようになりたくなったり、どんどん欲が増えてしまいますよね。何となく飽きっぽくて、でも次々とあれも欲しい、これも欲しいと欲が出てしまう子供達に似ているかも。。って思ってしまいました。
この絵本では新幹線とお月様の勝手なお話に振り回されてしまう可愛そう?な恐竜くんのお話ですが、本当にこの2人は勝手に話を進めてしまって。。ちょっと恐竜くんが可愛そうになってしまいました。
最後の方では恐竜くんはやっぱり恐竜に戻って散歩がしたいと言っていましたが、やっぱり普通が一番ですよね。欲張らず、気取らず、今のままの自分が一番きっと誰にとっても良いんだ、そう思わせてくれる1冊でした。
展開やおちが楽しい、ちょっと可愛そうな恐竜くんの絵本でした。