主人公のボクは、考えます。
クリスマスイブの夜にプレゼントを置いてくれたサンタは、パパと同じ眼鏡をかけていた。
プレゼントの包みは、パパが帰ってきたときに持っていたのと同じ。
プレゼントだって、前にボクがねだった品だ。
そして洗濯機に入れられていた、あの服は……。
もう、間違いない!!
パパは……。
クリスマスイブの夜、パパママが我が子のためにこっそりとしていることは、子どもにバレていたりします。
パパママは、サンタクロースを信じていて欲しいと思うけれど、子どもは、違うんだと知っていたりします。
そう。
この絵本の主人公であるボクも。
でも、ボクはしっていると思っていることは少し違っていて……。
この絵本は大人が子どもにプレゼントするというよりも、年上の子どもが年下の子どもにプレゼントするというか、子どもたちの間でうわさになりそうな絵本……だったりするかもしれません。