「おとなのなかのこども―おとなに なるって どんなことなのかを しりたい こどものみなさんへ―」 ママの声

おとなに なるって どんなことなのかを しりたい こどもの　みなさんへ、と副題にあります。
裏表紙には、こどもの　ままで　いるって　どんなことなのかを しりたい おとなの　みなさんへ、とも。
『The Inner Child』が原題。
要は、大人は内部に子どもを持って生きている、ということ。
子どもが大人を知る際に、これはなかなか新鮮な視点です。
本質は変わらない、ということかも。
だからこそ、共感もできそうです。
なかなか難しいイメージですが、ありのままの自分を大切にし、大事にする視点でもあるような気がします。

どんな大人の中にも子供がいるんだよ、という絵本です。
どんなに歳をとっても、大人になりきれていない部分がよくも悪くも、ありますよね。
自分の中にいる子供をこれからも大切にして、ちゃんと話を聞いてあげてほしい、というのが、とても印象に残りました。