言葉遊び満載、リズミカルで面白い詩の数々。編者は詩人の小池昌代さん。
それに、スズキコージさんのコラージュたっぷりの楽しい挿し絵がついた魅力溢れる絵本。
詩なんて難しくてよくわからない…と思っている方に、オススメの一冊です。
どれもテンポがよく、思わず口に出して読みたくなるものばかり。
改めて、日本語って面白いと感じさせてくれる作品です。
娘は、坂田寛夫さんの『お経』という詩が大好き。
電車馬車自動車
交通地獄通勤者
受験地獄中高生
という具合に、身近な生活の一コマを熟語にし羅列したものなんですが、読んでいると本当にお経のように聞こえてくるから面白い。
娘もすっかり暗記して、家でも外出先でも所構わず誦経しています。
さすがに、夜の寝かしつけ時に隣でぶつぶつ唱えられるとちょっと怖かったりもするのですが…。(笑)
ちなみに、私は、まどみちおさんの『がいらいごじてん』と、藤富保男さんの『はやく』という詩が好きです。
普段から聞き間違い&言い間違いが多く、未だに急かされるのが苦手なスローペースの私としては大変共感できる詩です。(笑)