食育絵本、というと堅苦しい感じですが、accototoさんのふんわりした絵と優しい語り口で目の前のお魚の切り身がどうやってここに来たかを、想像を膨らませながら辿っていきます。
リアルと想像を上手くミックスされているのですんなり食材について思いを馳せることができました。
子供と台所に立つとどうしても、包丁の使い方だとか調理の仕方について教えてしまいがちですが、その食材がまな板にのるまでのお話も少しずつしていこうかなと思いました。
実際に子供に食材のルートを話すとなんだかリアルが先行してしまいそうなので台所で話すよりこの絵本を通して話す方が良い気がします。
最後の男の子のセリフが食材に対しての感謝が表れていてほっこりします。