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月へミルクをとりにいったねこ」 ママの声

月へミルクをとりにいったねこ 作:アルフレッド・スメードベルイ
絵:垂石 眞子
訳:菱木 晃子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1996年2月29日
ISBN:9784834012927
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,540
みんなの声 総数 25
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19件見つかりました

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  • ほしいものを手に入れるには・・・

    月がきれいな季節。月にちなんだ絵本を探していて見つけました。
    こねこたちのために、ミルクを求めて月に向かうお母さんネコのおはなしです。
    途中、いろんな動物たちに出合って一緒に行くことになりますが、みんな月にいくのを諦めて帰ってしまいます。でもお母さんネコだけは諦めません。
    「ほしいものをてにいれるには、しんぼうがだいじなのよ。とちゅうでくたびれたり、こわがったり、いらいらしてはいけないの」というお母さんネコのセリフにドキッとしました。
    ラストには素敵な展開が待っていて、さすがお母さんねこ!とうならずにはいられませんでした。

    投稿日:2014/09/11

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  • 北欧にはお月さまのお話が多いですね。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    作者はスェーデンの児童文学作家です。
    スェーデンなど、北欧の国々には「お月さま」が登場するお話がとても多い気がします。
    やはり、地理的な関係で長い「夜」を過ごさなくてはいけない人々が、星空を見上げながらそれにまつわるお話を考えてしまうのでしょうか?

    最初はこの作品の絵もてっきり北欧の人、もしくは作者自身が描いているのだと思っていました。
    でも作品を読み終えて、よくよく読むと、挿絵は「垂石眞子」さんが描かれていたんですね〜。猫や猫と一緒にお月さまめざして駆けだす動物たちが生き生きとしていて、可愛らしくて、文章からくるイメージにとても合っていました。
    特に4匹月期に向かって野原を駆けていくシーンは素敵でした。
    手前に描かれている森のリスやウサギの仕草も、月の光で伸びる4匹の影も、いい感じでした。

    可愛らしくて楽しいお話なので、「お月さまがよく見える」この季節にぜひ子どもたちに読んだり紹介したりしたいですね〜。
    4,5歳くらいから小学校中学年くらいのお子さんたちにお薦めします。

    投稿日:2012/10/07

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    1
  • “月が木に腰をおろす”

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    はじめに感想を言っちゃうと・・・本当に素敵な絵本でした!
    子猫たちに飲ませるミルクがなくなってしまったとき、『月に行けばミルクがある』と教えてもらい、月へと向かって懸命に走り続ける母猫のお話。
    “月が木に腰をおろす”という表現が、私はとっても気に入りました。一間擬人法かと思いきや、読んでいると分かります、母猫は本当に月が木に腰をおろしていると思っているのです。夜空の月、目の前には大木、猫の目線で見上げると(人間の目線でも同じ)、確かにそう見えますよね。木に登っていくと、月は逃げてしまうし・・・。
    母猫の懸命な姿を、月の神秘的な輝きがより一層引き立たせてくれています。
    そして最後の最後、夜明けまで頑張った母猫の努力はしっかり実りました。
    その結末も、ちょっぴり可笑しいけれど、「よかったね!」って心から思えます。読後感がなんとも心地よい絵本です。

    投稿日:2011/02/05

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  • 子育てに奮闘する親猫

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子6歳、女の子1歳

    かあさんねこは、4ひきの子猫たちを立派なネコにしようと、栄養たっぷりの牛のミルクを毎日飲ませました。ところが、ねこたちが住んでいる農家の雌牛の乳が出なくなりました。
    困ったかあさんねこはミルクを求めて奔走します。
    必死になって子育てするのは、人間も動物も同じなのだと、
    愛情が感じられる心温まるお話です。

    投稿日:2022/07/05

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  • ミルクをください!

    めうしのミルクが出なくなったので、子猫たちのために月にミルクをもらいにいこうとする猫。豚、おんどり、子牛、が4匹で月に向かいます。

    でも、豚は眠くなり脱落。
    おんどりはキツネの声で怖がって逃げ出す。
    我慢できないからと子牛も帰ります。

    猫は一生懸命、木から腕を伸ばし、月のミルクをもらおうとします。届かなくて、一生懸命、月を追いかけて朝まで走っていきます。

    すると、小屋にミルクがたっぷりとあります。 別の農家の小屋でしたが。そこのおかみさんが、引っ越してきて、ねずみをとるならミルクはあげるというので子猫ごと引っ越しします。

    めでたしめでたし。

    しかし、母親猫が必死で一晩走ってつく遠いところに、よく、子猫たちがこれたなあと思います。ちょっと疑問なところもあるけど、まあいいと思います。

    これを読んだあと、娘は月をみて、おじいさんとおばあさんがミルクを運んでいるように見える、と言っていました。感化されやすいですね。

    投稿日:2015/11/25

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  • 母の思い

    子どもにミルクを飲ませたい母の思いがつまっています。月の中の絵がミルクをたっぷりいれた入れ物をもつ夫婦になっているので、日本の餅つきをしているウサギとは異なって面白かったです。みんな探すのを諦めたけれど、猫だけは諦めません。子ども達を想って行動したら、ちゃんと神様はみてくれていました。おつきさまにミルクがあるってことを信じているというところが好きです。

    投稿日:2015/01/18

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  • 子供のためにあきらめない

    子猫のためにミルクを探す、かあさん猫。
    月を目指して走ります。
    みんながあきらめても、かあさん猫はあきらめません。
    そして、ついにミルクを手に入れることが出来たのです。

    子供のために頑張る、ママの姿が見られました。
    きっと、お子さんがいらっしゃる方ならば共感できるのではないかと思います。
    かあさん猫を、応援する気持ちになりました。

    結局、月ではなく思いがけない場所で、ミルクが手に入るのですが、あきらめなければ実現するということが、よくわかるお話だと思います。

    投稿日:2011/12/03

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  • がんばった甲斐がありました!

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    4匹の子猫の母猫が、ミルクを手に入れる為にがんばるお話です。
    ミルクが無くて困っていると、犬から『ミルクは月に行けばある』と
    教えてもらい、月に向かって走って走って・・・・
    どんなに頑張っても月にたどり着くわけないですよね。
    でも、母猫は子猫たちの為にあきらめません。
    さすが、親というものは、子供の為ならどんなことでもがんばれるんですね!
    母親猫の愛情の深さを感じる作品です。
    小学生の娘も面白いと何度も読み返していました。
    ミルクが手に入ったかは、読んでからのお楽しみにして下さい!

    投稿日:2010/09/18

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  • ハッピーエンドでよかった

    これは、スウェーデンのお話だそうです。
    日本だったら、こんなお話にはならないよね、と思う。
    なぜなら、日本では、おつき様を見ると、うさぎがもちつきしていると思うのが普通だからです。
    でも、これは、国によって違うらしく(というか、人によっても違いますよね)中国では、カニに見えるという。
    スウェーデンでは、この絵本のように、月は、おじいさんとおばあさんが桶を運んでいるように見えるのでしょうか?
    母猫は、子猫のために、この桶の中にあるだろうミルクを取りに月に出かけていくのです。
    でも、月には手が届かない。どこまでいっても、月にいけることはありません。
    こういう展開になった場合、どういう結末になるのか?と思いきや、うまい具合にハッピーエンド。
    猫はうまくミルクを手にいれることができ、それも月からもらったミルクだと今でも信じている。
    るほど、うまい終わり方だなぁと思う。
    猫だけでなく、動物たちもたくさん出てくるので、子供は喜びますよ。

    投稿日:2010/03/09

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  • 辛抱、辛抱、辛抱です。

     扉絵の月を見上げる、ねこの後ろ姿がいいな〜。
     こねこたちのために、月にミルクをとりに行こうと考える母ねこ。
     ねこにとって、月は近い存在っていう感覚なのかな?なんて考えながら読み進めました。
     
     月の影が、お国が変われば、うさぎの餅つきじゃなく、ミルク桶を運ぼうとしているおじいさんとおばあさんに見える、というところで、へ〜〜〜〜〜、でした。

     一緒に月を目指した仲間たちが諦める中、母ねこは欲しいものを手に入れるため、辛抱、辛抱、辛抱です。
     凄いな〜、このお母さんは。

     母ねこの勘違いで、飛び込んだ先に、幸せが待っていて良かった〜。
     諦めないこの強さは、母親の強さでしょうね。

    投稿日:2010/01/25

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