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ローザ」 ママの声

ローザ 作:ニッキ・ジョヴァンニ
絵:ブライアン・コリアー
訳:さくま ゆみこ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2007年05月
ISBN:9784895726641
評価スコア 4.54
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  • 人種差別に立ち向かった女性ローザ

    バスの席に、黒人用、白人用と分けられていた時代があった。どちらが座ってもよい中間部分に座っていたローザは、白人に席を譲るよう指示されたが、従わずに(不当)逮捕された。周りの人はバスに乗らないという非暴力の戦いを実行した…

    投稿日:2022/07/12

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  • 「ノー」と言える人

    人種差別をテーマにした、実話の絵本です。
    肌の色でバスの席が決まっていた時代に、「ノー」と言える女性がいたこと。
    小さな一歩から、少しずつ少しずつ世界が変わっていく様子が語られ、感動します。
    力強い絵とともに、心に迫りました。
    まだまだ理不尽な差別が根絶されたわけではない世界だからこそ、こういった絵本は貴重かなと思います。

    投稿日:2020/09/14

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  • 実話

    少し早いかとは思いましたが、小学校2年生の子供に読みました。
    人種差別やアメリカの歴史については、何も知らない状態でしたが、集中して聞いてくれたと思います。
    実話が絵本になっているので、リアリティや迫力がありますね。
    大人にとっても、大切な本だと思います。

    投稿日:2013/04/24

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  • 差別するということ

    7歳の娘には、黒人差別ついての予備知識がないため
    最初にその話をしてからお話を始めました。
    バスの中、席をかわるようにいわれたローザががんばりつづける姿は
    神々しくもありました。
    娘は「みんな仲良し」がモットーなので
    理由なく(差別する側には身勝手な理由があるのでしょうが)意地悪をするということが、そもそも理解できないようでしたが
    世の中にはそういうこともあるということを知る導入としては
    いい本ではないかと思いました。

    投稿日:2011/11/15

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  • 「非暴力」無血の戦い!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    「人種」を「差別する」というのは、本来、同じ生き物である人間同士で行うことではないです。
    生まれた場所、肌の色で人が人を差別してはいけません。
    今でこそ(完全ではないにしろ)当たり前の認識になってきていることですが、(特に)1970年代くらいまでのアメリカ社会ではそうではなかったんですね。

    この絵本に登場する『ローザ』という人物は実在の人で、このお話は本当に起こったことを描いた伝記絵本です。
    表紙絵は、ローザの顔の上半分と、何やらささやいている様子の帽子をかぶった男の人(白人)が描かれています。
    この帽子をかぶった人はバスの運転手さんで、このシーンはバスの運転手自ら、「白人に席を譲りなさい」と言っている印象的なシーンでした。
    ローザの頭の周りをピカピカした金色の装飾物が覆っていますが、私が思うところ、これは清い心の人が持っているオーラの冠みたいなものをブライアン・コリアー(絵)がイメージしたのではないでしょうか?

    ローザの行動を支え広げたのは、アラバマ州アフリカ系女性組織の教育者たちとキング牧師だったそうです。
    黒人差別に対するこの事件で、最もすごいと思うところは、被害者である黒人の方々の戦い方にあると思います。
    「非暴力」の無血の戦い!
    少し前に、イギリスで黒人男性の射殺事件をきっかけに大きな暴動が起きました。
    この時のニュースで若い青年がどこかのインタビューに答えて「俺はやるぜ。たとえ、今回の暴動が収まっても、何かのきっかけがあれば俺たちは何度でも同じことをやる」そう、答えていたのがとても印象的でした。

    彼らには、彼らなりの不安や不満があるのだと思います。
    でも、できることなら、無関係の一般の人々を苦しめくころなく、この絵本『ローザ』のように強い意志と清い心構えで、戦うべき本当の敵と「非暴力」の戦いをしてほしいなぁと、思いました。

    投稿日:2011/08/21

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  • 一人の勇気が

    以前、NHKでドラマ放映されているものを見たことがありました。

    今から55年前、黒人はバスに乗るのも専用のシートがありました。

    ドラマは見たことがあったのですが、今からまだ55年前のことだったのが驚きでした。

    独立戦争はいつのことだったかしら?と。

    私の生まれるわずが10年前のことです。そんな時代にも黒人は黒人用のシート、タクシーなど白人とは違う扱いを受けていたのです。

    実話だけに重みがあり、ローザの勇気がキング牧師を、そして全米へと広がっていくことに感動を覚えます。

    ローザは運動を起こしたかったわけでもなく、その日は疲れていて席を譲りたくなかったことそれにこれからもこの差別を受け入れていくのかに疑問を持っていたことなどが描かれています。

    ローザだけでなく、それまである意味仕方がないと受け入れてきたこと、またこの行動には命がかかっていることなどを思うと、それまでの黒人社会の忍従の歴史が垣間見えてきます。

    自分がこのような状況に置かれた時に、何をするのだろうそこまで考えていくと、ローザのような勇気が果たして持てるか?と。

    短い絵本の中に凝縮されたメッセージはとても重いものがあると思いました。

    投稿日:2010/11/04

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  • 人間としてのプライドを掛け

     1955年、米国アラバマ州都モンゴメリーで、公営バスの運転手の命令に背いて白人に席を譲るのを拒んだアフリカ系アメリカ人・ローザ・パークスさん。
     彼女は、人種分離法違反のかどで逮捕され、罰金刑を宣告されましたた。
     このことに端を発し、公共交通機関における人種差別に抗議して行なわれたのが、モンゴメリー・バス・ボイコット事件です。

     当時貧しい黒人にとってバスは必須の交通機関で、利用者の75パーセント以上を占めていました。
     このボイコットはバス路線を運営するモンゴメリー市に大きな経済的打撃を与えました。
     連邦最高裁は罰金刑を取り消し、バス車内の人種分離は違憲であると認定されました。
     
     事件性を帯びたもの、闇に葬り去られたもの、人種差別に苦しんだ人々は、長い歴史の中で、数え切れないことでしょう。
     ローザが、「NO!」と言ったこの日、黒人の公民権獲得への第一歩となったのです。

     ボイコットを指導したマーティン・ルーサー・キングは、この勝利を期に全米各地で公民権運動を展開、ワシントン大行進など数多くの抗議行動で、公民権法を成立させました。

     その人が持って生まれたもの(本人の努力では如何ともしがたいこと)を侮蔑・嘲笑・抹殺しようとすることは、人間として他の動物にも劣る行為です。
     いじめ・差別・抑圧・全て、他を貶めることによって、頼りない自分の存在を守ろうとする、愚かで弱い人間の恥ずかしい行為です。

     人間としてのプライドを掛け、国ぐるみの権威に屈服させられる事に我慢がならなかったローザの行為は、世界中の人々の目を開かせてくれたのだと思います。

    投稿日:2010/04/20

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  • 1955年キング牧師の運動のきっかけ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    アメリカの黒人差別問題を題材にしたノンフィクション絵本です。
    時は1955年。
    キング牧師の運動のきっかけとなった、一婦人の行動です。
    ローザは仕事帰りのバスで、白人に席を譲らなかったということで
    逮捕されるのです。
    バスの乗降口、座席にも歴然とした区別があることは、
    日本人の私たちにとってはとても衝撃的ですよね。
    決して特別な女性ではなく、家族のために、夕食の献立を考えていた
    普通の主婦。
    でもその行動が、社会を揺るがしたんですね。
    文中には、それまでの事件や解説もあり、黒人問題について知ることができます。
    そして、ローザやキング牧師の行動が、非暴力であることに
    深い感銘を受けました。

    投稿日:2008/04/25

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  • 人種差別。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子14歳、男の子10歳

    1955年に実際にあった話だそうです。
    読み終わって 100年間違ってるのでは?と感じました。
    でも 本当に1900年代の 
    そして私が生まれるほんの少し前の出来事であることに
    とても衝撃を受けました。
    黒人の女性ローザが 
    白人男性に席を譲ることを拒んだことで逮捕されるという
    なんとも理不尽な事件が起こったのです。
    差別はしっかりと残っている時代だったのですね。
    そういえば 中学の社会科の授業で
    お店の入り口も 白人用と 黒人用とに分けられている所がある…
    と聞いた事があるのを思い出しました。
    これがきっかけとなり 大きな社会運動が起こり
    最高裁判所の裁判官に
    肌の色でバスの席を分けるのは違法だ…
    という判決を下させます。
    社会運動に参加した大勢の人たち…
    最高裁で判決を下した裁判官…
    そして 混雑するバスの中たった一人で「NO」と言ったローザ…
    たくさんの人の勇気が 
    今の差別の少ない社会を作り上げてきた…
    (無いと言い切れないのが悲しいですが…)
    そんな事実を知る良いきっかけになる絵本だと思いました。

    投稿日:2008/01/30

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