なんだか楽しそうな題名と、かわいらしい挿絵に惹かれて手に取りました。すると大好きな絵本『リディアのガーデニング』、『エリザベスは本の虫』の挿絵を描いたかたの作品と気がつき、とてもうれしかったです。
とにかく主人公の女の子イモジェンがかわいいです。頭の上に鹿のツノがはえているのに、全く悲壮感がない(笑)。お母さんは「まあ、なんてこと!」とたおれてしまうのだけれど、本人はそれを楽しんでいるような感じ。「ふきんをかわかすのにもってこいだね」とか、「かざりつけをするとたのしいね」などと言ってあげられる周りの大人たちのセンスにも脱帽です。
元に戻って、めでたしめでたし。かと思ったら・・・ラストもまた最高です。