「ネズミのヒコーキ」 ママの声

表紙を見て面白そうだと思ったのですが
4コマ漫画のような展開の仕方で、
ふつうの絵本とは少し違う構成でした。

ストーリーも夢があるといえば、それまでなのですが
少し無理があるような。
途中でビールの木があって、ビールを飲んで休憩したりと
どちらかというと大人向けの本のように感じました。

おもちゃのぜんまいヒコーキに乗って、ネズミが飛び回るお話です。途中、なんでノコギリザメに出会ったのか…そして、ノコギリザメたちはなぜビールを飲んだのか…そもそもビールの木とは？！不思議なことだらけですが、子供たちは楽しく読んでいました。

このお話は、ネズミ君が見つけたおもちゃのヒコーキでいろいろなところへ旅して、最後にはチーズでできた月にたどり着くというお話でした。おもちゃなので、途中途中ゼンマイをまかないといけないのですが、そこもなんか、かわいかったです。チーズでできた月に降り立って喜んでいるネズミ君を見てうちの子は、「もう帰らないね〜！！」って言いながらちょっとうらやましそうでした（笑）

なんといっても冒頭からいいです！おもちゃの飛行機に乗ってたら飛んじゃって…っていうところが絵本らしくて好きです。その後もノコギリザメとの出会い（本筋とはまったく関係ないところがいいです）、ホウキボシにしがみつくところ、そして最後お月様が実は…って楽しい創作満載です。
あと雲を抜けた途端、見開きいっぱいの海！このページ大好きです！本当ネズミさんうらやましいです。
今度はどこに…なんて背表紙に書いてあるけど、ぜひ続編読みたかったなあ。待ってます。

息子がたむらしげる作品が好きなので借りてきました。ネズミがおもちゃの飛行機に乗って飛んで行きます。ねじまき式なので、止まると巻かなくてはいけないのが笑えます。

おもちゃの飛行機で宇宙までも行ってしまうのはありえないという感じですが、漫画チックで探険要素もあっておもしろいお話です。

息子は、月がネズミの好きなチーズでできていたと何ともおいしそうなところが気に入ったようです。

おもちゃのヒコーキで、いろいろな場所へ出かけるネズミ。
奇想天外な展開に、ワクワクする絵本です。
コマ割りで、マンガのように描かれていて、それがヒコーキの飛ぶ様子を良く表していると思います。

「ビールやし」なんていう椰子の木があって、瓶ビールがなっています。ノコギリザメは、それを飲んで踊ってしまう！
お父さんには、うらやましい話です。

このネズミ、ほかの絵本にも登場しています。
「ランスロットとパブロくん」に、「ネズミのヒコーキ」の絵本そのものが登場しているんです。
そして、この絵本「ネズミのヒコーキ」には、ランスロットが・・・。

こういうちょっとした作者の遊び心を探すのも、絵本の楽しみ方のひとつです。