「ペーシング・マスタング」 ママの声

「シートン動物記」、童心社や偕成社文庫からも出ていますが、こちらの福音館書店のシリーズは、イラストも豊富なので小学校中学年でも楽しんで読めそうに思いました。
イラストも表紙の色合いも素敵で揃えたくなるシリーズにも思ってしまいました。
こういうシリーズもの小学生のうちに我が家の子供にも読んでほしく思いました。

カウボーイ達にとって、密かな憧れであり、しかしながら脅威でもある野生馬。
偶然見かけた黒い野生馬に魅せられて、多くの男達が捕えようと試みます。
人間を完全に魅了した野生馬のペイサー。
美しいだけでなく、頭も良く、誇り高く、最後まで人間の手に落ちることを拒みます。

人間を翻弄しつつ、気高く生きることを選んだ野生馬。
その魅力が強く感じられるお話でした。