柔らかな感じの挿絵といい、お話しといい、
とてもすてきなお話しでした。
お母さんにながいかみを三つ編みにしてもらうのが日課の私。
三つ編みをするときのキュッキュ。私も母に結ってもらったときに
「髪の毛って音が鳴るんだな〜」って思ったことがあるので
その感覚、よくわかります!
そんな私はお母さんと私の二人の時間が、生まれてきた妹に
とられてしまうのではないかと、不安に感じながらも
お姉ちゃんとして妹にも三つ編みをしてあげたい。と
一生懸命な姿がとても丁寧に描かれています。
そんな私の『三つ編み修行』が挿絵の中にも細やかに描かれていて
「こんなところまで三つ編みになってるよ!」ページのあちこちで
発見することもできて楽しい♪
一緒に絵本を読んでた子どもたちは
「私の不安な気持ちと、三つ編み練習したい!って気持ちが
あっちこっちに描かれてる三つ編みに現われてるんだね〜」
そうか!そんなみかたもあるんだな。と思い、
再度読み返すと、私の心の中のいろんな感情が伝わってきて
じんわりしてきました。