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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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金のりんご」 ママの声

金のりんご 作:マックス・ボリガー
絵:チェレスティーノ・ピアッティ
訳:いずみ ちほこ
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1999年
ISBN:9784198610500
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 12
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  • 仲良しが一番

    このお話は、森の木にある日金のリンゴが生えているのを動物たちが発見し、それを取り合うお話でした。みんな争って、傷つき血を流して、もうそのリンゴの子とはどうでもよくなっていました。結局仲良く暮らしているのが一番ですね。

    投稿日:2014/07/07

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  • 誰にもわたらない

    2歳の息子に図書館で借りてきました。

    金のりんごが欲しくて
    落ちてくるのを待つ動物たち

    リスが誤って落としてしまうんだけど
    下で待ってる動物たちには結局
    誰のものにもならないんですよね。

    それよりも他のことに力を使ってしまって
    そこにいた理由を忘れてしまう。

    金のりんごも誰のものになるわけでもなく
    落ちたまま・・・

    投稿日:2014/05/06

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  • 金のりんごをめぐって

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子11歳

    大きなりんごの木のてっぺんに、金のりんご。
    そのりんごをめぐって、ライオン、ゾウ、トラ、キリン、キツネが争います。
    漁夫の利か、と思わせるリスが登場するも・・・。
    何とも不思議な余韻です。
    金のりんごは何かの暗示でしょうか?
    ラストに描かれた、りんごの存在感。
    争いの本質を描いたのでしょうか?
    展開がなかなか壮絶で、少し年齢が高い読者にこそ
    読んで味わってほしい作品ではないでしょうか。

    投稿日:2007/11/29

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  • 哲学してしまいました

    • ぽた子さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子5歳

    小学4年生の息子には、よく分からないようでした。
    大人の私でも話の主旨がつかめず、考え込んでしまいました。
    作者は、チューリッヒ大学で哲学を専攻したとのこと。
    「なるほど」と、うなずけるものがあります。

    自分が一番だと思っている動物たちには、手に入れることが出来なかった金のりんご。
    金のりんごを手に入れたことを誇示するような人には、
    手に入らないのかもしれませんね。

    金のりんごを手に出来る人はだれなのでしょう?
    「きみみたいな こどもが みつけてくれるのを まっているのかもしれません」
    との最後。

    何かしら自慢できる能力を持っている人には、
    金のりんごは必要ない、だから見えないのかな?
    これから成長する無垢な子供が、手にするもの?
    手にしてしまえば、見えなくなってしまうもの、なのかな?

    おもいっきり、哲学してしまいました。

    投稿日:2007/10/30

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  • たったひとつのもの

    • 花明りさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子1歳

    高い木の上になる、ひとつしかない金のリンゴ。
    届かないけど、自分が一番優れているので権利があると思ったライオンやキリンは、りんごが落ちてくるのをじっと待っています。
    身の軽いリスが颯爽と取っていくのかと思ったら、そううまくはいかなくて、下に落ちたリンゴはみんなで奪い合いになりました。

    結局、誰のものにもならなかったりんごは、何の象徴なのでしょうか?
    教訓的ですが、考えさせられる絵本でした。

    投稿日:2007/10/25

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  • きつねは賢い?

    秋のたべもの特集で図書館のお勧め本だったので読んでみました。かわいらしいお話かと思ったら最後はおどろおどろしい終わりかたでした。この本を読んで思ったのはこの本はスイス生まれの人が書いているのですがスイスでもきつねは賢い動物と思われていているということに感心しました。象がおおきいとかキリンが背が高いとかは見た目ですぐに分かることですがきつねってどうして賢いって思われているのでしょう?後、金のりんごってどんな味なんでしょうか?

    投稿日:2006/09/10

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  • 絵が、とっても素敵だと思いました。
    とくに、最初のページのおひさまと、次のページのライオンは、とっても気に入りました。

    この本は、大人が読むと、いろいろと、思う所のある本だと思います。

    王様だとか、強いとか、賢いとか・・そんな理由で、金のりんごは、自分のものだと主張する、動物たち。
    でも、みんなで、落ちてくるのを待つしか自分のものにする方法を知らず、その待っている姿は、とても滑稽です。

    それに比べて、王様でもなく、強くもなく、賢くもない・・・リスは、自分でとってしまいます。

    ここまで読むと、権力も、才能も特に開花していない、私のような一般人は、
    「リス!!がんばれ!!」と、
    リスに自分を投影させて、”ぎゃふん”といわせてくれることを期待してしまいます。

    でも、リスは、りんごを落としてしまうのです・・・

    そして、金のりんごをめぐっての争いが起きるのです。
    が、いつしか、みんな金のりんごは、どうでもよくなってしまうのです。
    この部分で、私は、「戦争」を想像しました。
    戦争も、「金のりんご」のような理由付けをして、争いが始まり、いつしか、「争うこと」自体が目的になってしまっているような気がしてなりません。

    この本には、「権力」と、「争い」はばかばかしいことだと、批判しているように思えました。

    投稿日:2006/06/13

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  • 固執しすぎるとダメ、という教訓

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子7歳、女の子5歳、女の子3歳

    誰も知らない、深い深い森の中。
    原っぱの真ん中にそびえるりんごの木には
    たった一つ、金のりんごがなっていました。

    王さまライオン、体の大きいゾウ、背の高いキリン etc.
    みんな金のりんごを自分の物にしたくて見上げています。

    6日目の晩、リスがやってきました。
    お腹を空かせた動物達がリスに飛び掛ります。
    リスはその間をすり抜けて、木の上へ。
    りんごの枝をかじりとった途端、重みでりんごが落ちてしまいます。

    動物達は金のりんごに飛びかかりますが、
    争いに夢中になるうちに、金のりんごのことなど忘れてしまうのです。
    結局、みんなが去った後、残されていたのは…金のりんごだけでした。

    「1つのことに固執しすぎてしまうと、他のことが見えなくなるよ」
    という教訓が込められているように感じました。
    それにしても、どうして誰も金のりんごに気付かなかったのでしょうねぇ。
    不思議…。

    投稿日:2006/03/01

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