ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!
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ウィーズナーの作品はどれをとっても、本当に描写が丁寧で素晴らしい仕上がりの作品になっています。 「大あらし」って、日本でいうところの台風ですよね?雨も降っているし…。 兄弟のやり取り、飼い猫のしぐさ、表紙絵を見ただけでも、このお話がどんな物語なのか、何となく想像することができます。 個人的に猫は大好きなのですが、特にタオルでごしごしやられているときの「なんかむかつく」的な表情は、いかにも猫がしそうでおかしかったです。 この主人公の兄弟的には前半の嵐自体よりも、むしろ後半の嵐によって起きた出来事の方が大事だったようです。 想像力のある男の子たちなら、一度はやってみたいだろうごっこ遊びがたくさんでてきました。 ワクワクする冒険が好きの男の子たちにお薦めしたい1冊です。
投稿日:2012/01/30
嵐で大木が倒れたら、宇宙ごっこしたり、航海ごっこしたり、、、とても楽しそう。でも隣家の側に倒れたので切り刻まれてしまいます。でもまだ1本大木が立っていて、また嵐がくる。実は倒れてもちょっと楽しみ、、、という兄弟のお話。 スケールがアメリカっぽい作品。想像力も養えて良いと思います。3歳で読んでも理解できていました。 あと、個人的には大木が倒れる前の暖炉などでの家族のくつろぎがとても暖かい印象で、素敵だと思いました。たしかに、天災だと家族愛を確かめあえるような気がします。
投稿日:2011/11/16
非常食に、戸締まりに…何かと気ぜわしく、不安な大人に比べ、 戸の補強に貼るガムテープでも遊んじゃうこどもたち。 すごく共感できる絵本です! 私も子どもの頃は、台風を待って窓からずーっと外を見ながら、雲の流れを追い、 できれば停電になるといいな〜なんて思ったり。 倒れた大木なんてあったら、嬉しかっただろうなあ。 木の延長上で船になっていたり、スペースシャトルになっていたり… そんな所の絵はとてもウィーズナーらしいです。 最後の猫が見ている窓の外は、もうこれこそ、ウィーズナーの遊びで こういうところが大好きです♪
投稿日:2008/07/28
災害は恐ろしいけど、そこまでいかなければ ワクワクしちゃうの、わかります。 巨大な倒木で遊ぶの、楽しいだろうな。 ただじっとしててもそこから見える世界は格別・・・ 子どもの世界はうらやましい。 ネコちゃんもとってもキュート! ただ・・・これは豊かな国の安全な環境にいる子の話。 そうでない子もたくさんいるわけで・・・ 例えば安全な家や家族のない子たちは、 どんなふうに「あらし」を乗り切ったり、 それとも楽しんだりしてるのか・・・ この家庭内のリッチな雰囲気を見てこんなこと考えるなんて、 自分って天の邪鬼だなと思わされた1冊。
投稿日:2008/07/04
ハリケーンがやってくる…不安な気持ちと、予期できぬことが起こりそうな不思議な期待感がいりまじる兄弟のようすが、まるでドキュメンタリーでも見ているかのような写実的な絵で表現されています。 停電になったときに家族が一つどころに集まって安心をわけあっているところでは、家族のあたたかさを感じました。 でも、もっとも印象的なのは、ハリケーンが過ぎ去った後。倒れた大木で想像をふくらませて遊ぶ兄弟たちのようすです。「木はとくべつな場所。ひみつの夢をたっぷりつつめるくらいに大きくて、冒険をこっそり分け合えるくらい小さな場所」ということばに、木の偉大さ、なんでも受け入れてくれる自然の大きさを感じました。
投稿日:2008/01/17
去年の末、バンクーバーに歴史的な大嵐が来て 街の自慢だったスタンレーパークの木々たちは 見事なまでに根こそぎやられてしまいました。 大人の目線でいくともちろん被害が第1に頭をよぎります。 でもこの絵本のように誰にも被害がなく こんな大きな1本の木が家の前に横たわっていたら 子供はやっぱりワクワクするかも。 だってなかなかできない体験ですもん。 男の子兄弟が繰り広げる想像の世界はジャングル、海、宇宙と とどまることを知らず楽しいものに。 この兄弟と一緒に行動を共にする猫が又面白くて 娘はこの猫の一つ一つの表情や行動を追っていました。 するする、こんな姿〜なんて(我が家にも猫がいるもので)。 それと木のてっぺんの部分の葉の茂みの中で 入り込んで牛乳パックを飲んでいるページ、 葉の影が見事に描かれていて立体感溢れています。
投稿日:2007/07/06
大人になると被害のことが頭をよぎり、そう楽しいばかりでもない台風ですが、子供の頃は「明日、休校にならないかな」と何度も雨戸を開けて真っ黒い空を見上げ、冠水した通学路に大興奮したものです。今でも覚えているぐらい。 今そんなことがあったら、子供たちだけで登校させることに恐怖を感じてしまいます。すっかり母になってしまいました。 そんな台風前夜と通過後のワクワクどきどきが見事に絵本化されていて、めちゃくちゃ楽しい。 ちょっぴり日常を逸脱し、特別な日。兄弟で感じ方もそれぞれで、それも共感できる要素のひとつでしょうか。 倒木を使ってのごっこ遊びも楽しそう。木も本望でしょうね。 娘はここいらから引きこまれていきました。 幼稚園でも聞きますが、経験の増えた小学生の方が十二分に共感できると思います。 野分の季節にぜひ読んでみて下さい。台風の夜なんて、まさにうってつけです。 ただお話は星5つなのですが、洋画っぽい特徴ある訳が私はどうしても受け入れづらく、星4つです。
投稿日:2007/04/18
大嵐の到来前後のお話しで、2人の兄弟の想像力たっぷりな 会話や大きな想像の冒険がとてものびのびしていて 私も引き込まれてしまいました。 私も幼いときに、兄や従姉妹と一緒に台風の日にちょっとした冒険したな〜 って思い出しちゃいました♪ 子どもたちは、お話しとリンクした挿絵に興味を持ったようで じっくり食い入るように隅々まで見てます。 特に、最初の場面のデイヴィッドとジョージーが戸に貼り付けた 補強テープには大笑い (^◇^) また、2人の兄弟の移り変わる表情にまだ難しいかな? なんて思ってた息子にも、充分にお話しの内容もちゃんと 理解できたようです。 挿絵と、豊かな想像のお話し。絵本の楽しさを充分に 感じました。
投稿日:2007/04/05
風速22m、最大瞬間風速40mのハリケーンがやってくる。 デイヴィッドとジョージの家では買い物も済ませ、戸もしっかり補強。 夜は停電になってしまい外は風がうなりをあげている。 だんろのそばで家族で肩を寄せ合って過ごした。 嵐が過ぎ去った次の日、外には大木がなぎ倒されていた。 でも、その大木は絶好の遊び場に! 嵐がやってくるドキドキや不安、でもその中に見え隠れする 普段とはちがったものに対するワクワクがとても見事に表現されていました。 なんだか分かる気がします! 台風接近のニュースにはどんなに強い風が吹くのだろうと 不謹慎ながら私も思わず想像をめぐらせてしまいます。 息子は二人が倒れた大木でいろんな遊びをするのがとても気に入ったようです。 ジャングルや大海原、ひろい宇宙にもなるなんてとっても素敵! デイヴィッドとジョージにとっては大歓迎の嵐。 絵もとても訴えかけるものがあり、ワクワクがたくさんの楽しい作品でした。
投稿日:2007/03/15
大あらしが来る前から、過ぎ去った後までを、ジョージ(兄)とディヴィッド(弟)の会話を中心にえがいてます。 倒れたにれの大木で、サファリごっこや海賊ごっこ、宇宙ごっこをする様子は超リアル! 女ばかりの三姉妹だった私には、うらやましい世界! この作者、ちょっと前に絵本ナビで紹介されていた「かようびのよる」をかいた人らしい。
投稿日:2003/09/19
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