「1973年に初版のこの本ですが、発売された当初、こんな本売れるのだろうかと思っていたら
今でも書店に並んでいます。ロングセラーですね。
それだけこの本で伝えようとしてるメッセージに需要があるということなのです」と、読み聞かせ講座の先生がおっしゃっていました。
確かにその通りだと思いました。小さい子に絵本を選ぶとなったら、
お母さんたちはこの本を選択しないのではないかと思います。
しかし、子供が自我に目覚め、自分の存在の不確かさに不安になったり
お友達とうまくいかなかったりしたとき
きっとこの本は勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
最後のページのオオカミはオオカミらしく生きようと決意する場面は
清々しさを感じました。
マンガっぽい絵ですが、なかなか中身は深いと思います。