林明子さんの絵本はどれも好きなのですが、この絵本は書店の秋特集コーナーで初めて手に取り、一目惚れして購入した一冊です。
とにかく金色に染まる秋の森の絵が美しい。おにいちゃんを追って不思議な森に迷い込む女の子・・・「けいこ」というお名前が一昔前を思い浮かべますが、それもそのはず、30年以上も前のロングセラー絵本でした。
その森で不思議な「かくれんぼう」という男の子と出会い、森の動物たちも一緒にみんなでかくれんぼをして遊びます。
探し絵は子どもも大好き!単に読み聞かせるだけでなく、遊びの要素も加わって、なんとも素敵な絵本です。
特にかくれんぼうに至っては、本をさかさにするのとしないのとでは見え方が全然違う!本当に不思議・・・
女の子が主人公のお話ですが、男の子が読んでも十分楽しめます。
同じような「わんぱくだんのかくれんぼ」が春色なのに対し、こちらは秋に読むのにピッタリの絵本だと思います。