「小学館版 学習まんが人物館＜第二期＞ レーナ・マリア」 ママの声

主人公のレーナは、手がなく、周りの人にばかにされたりしていました。しかし、レーナの堂々とした態度、行動力で周囲の理解を得て、体がみんなと違ってもいつも堂々と過ごして、とても素敵な女性になっていきます。
私の娘は、「出来ないかも・・・」と何事にも引っ込み思案になっていた時があったので、この本でチャレンジする勇気の大切さを学べたと思います。

本文扉の、自信に満ちた美しいレーナさんの笑顔の写真に、思わず目を奪われました。
障害を乗り越え活躍の場を見つけたから、こんなに輝いて見えるんだろうなって思ったのですが、そうではないようです。

才能も努力も、もちろん人の何倍も優れていますが、それだけでは測れない明るさと強さ、世間の偏見をも跳ね返す笑顔は、生まれ持ったもののようです。
この人の一番の才能は、この心だって思いました。本当に天使のような人です。

恥ずかしながら、この本を読むまでレーナさんのことを知りませんでした。
こんなに素晴らしい人の存在を知ることができる、それも、こういった伝記のよさだなって思いました。

まんが版伝記は本当に読み易いので、たくさんのこども達に、感動を味わってほしいと思います。

一年生の娘が自分で読んで、深く感動してようで、わたしにも勧めてきた一冊です。重度の障害をものともしない、明るくポジティブに何事にもチャレンジし続ける女性の姿に常に前向きに生きることの大切さを教えられました。生きる勇気がわいてくる本です。