「ちょっぴりながもち するそうです」 ママの声

言葉の意味、シチュエーション、フリガナ無しという点で、子供にはちょっぴり難しいかも。「ほとぼりってなに？」なんて聞かれても説明が難しすぎる…！そして随所に出てくるなんともいえないもやもやした気持ち（と、それをふきとばすおまじない）も、子供には「？？？」でした。
小さくて薄いので小さい子にも読み聞かせて面白いかと思ったんですが、厳しそうでした。

ヨシタケシンスケさんの『あつかったら ぬげばいい』、『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』に続くちいさいサイズの「ちょっぴり心が軽くなる絵本」シリーズの３作目。前２作が面白かったので、こちらも読むのが楽しみでした。
世の中にまことしやかに伝わる（かもしれない）言い伝えを紹介した作品。
「心の中でこっそりと何かをバカにしていた方が、むしろ健康にいいそうです」とか「だれかのアクビを見かけると、寿命が5年のびるそうです」とか、大人もちょっとうれしくなるようなおまじないがたくさん紹介されていて、クスクス笑いながら読みました。
こういう遊び心を持つことが、人生を豊かにするのかなと思います。