かわいいとちのみのキップコップのお話。我が家は長女が大好きで、いつもじっくり読んでいます。小学校に上がる前くらいの子供がおもしろがるストーリーなのでしょう。
今回は、夏のお話。とちのみの家族キピコピたちと森に棲んでいるキップコップ。朝目覚めると仕事がたくさん。家族はそれぞれの仕事をこなします。その絵が何ともかわいくって、思わず一緒にやりたくなります。ある日嵐が訪れます。飛ばされてしまう、とちのみたち。嵐が過ぎるとキップコップがいません。大変!探しても探しても何日もいません。でも、キップコップがいなくても、残った家族達は力を合わせて、キップコップの仕事もこなすのです。
いつも思うのですが、このシリーズのお話は、子供達の気持ちがとてもリアルでわかりやすいです。いなくなった家族を力をあわせて捜すけれども、のこされた家族はそれでも自分の生活を生きる。自然の厳しさを感じます。でも、いいことがあるとみんなで喜ぶ。そんな、自然と共存する厳しさや優しさを肌で感じ取れる素敵なお話だと思います。