メンドリの家に、年老いたオオカミがやってきます。
「ちょっと中で暖まらせて、石のスープを作ってあげます。」
というオオカミを
家の中に入れてしまうメンドリ。
その様子を目撃してメンドリを心配したお友達の動物さんたちが、
次々とやってきます。
石のスープの話を聞いた動物達。
次々と、セロリやら、ネギやら、カブやらを持ってきます。
そしてスープが出来上がるまで、みんなで輪になって歓談。
足元にはそれぞれ赤ワインのグラスも!
「なんて楽しんでしょう!
これからはみんなでもっと集まってご飯食べましょうよ!」
というめんどりさんの言葉や、
みんなにスープをよそってあげたオオカミさん。
初めはメンドリさんを騙してスープにして
食べるつもりだったんでしょうが、
逆にみんなに楽しい時間を提供してしまったオオカミさん。
悪者になりきれなかったオオカミさんの
優しさが伝わってくるようでした。
奥深いけど、4歳児にも十分理解できる内容の絵本で、
とってもよかったとおもいます。