図書館で絵本を検索していて、ジョン・キラカさんの表紙絵に目が留まりました。
個性的な擬人化された動物たちの姿と、その色合いが何とも独特で楽しそうだったので…。
ストーリーはよくあるパターンでしたが、最後はみんな落ち着いて大円団を迎えるので、気持ちよく読めます。
作者はタンザニアの現地でコミック画家としての評価が高いそうで、
この絵本も1ページ1ページ、さすが「コミック画家といわれてるな!」と、感じる楽しい風景や状況を描いてくれていました。
1つ面白いなと思ったのが、
ほかの地域(特に日本)のお話だと“イヌ”はほとんど“いい人”的に描かれているのに、
やはりアフリカという大地では“サル”の方が身近な生き物なのか、サルはとても“いい人”として描かれていました。
日本などの話とは、イヌとサルの立場が逆転している感じです。
小学校の高学年くらいから楽しく読めそうです。