「ぞうのさんすう」なんていう
ある種平凡な感じのタイトルだったので
算数好きになれるような感じのお話かと思ったら
とてもとてもズンと染みる、重めのお話でした。
毎年1つずつ増える「うんち」の数で
成長を感じてるような仕掛けになっているのですが
50をすぎて、一転
今度は「うんち」は1つずつ減り始めます。
この年になってくると
「・・あぁ老化・・ね・・」などと思うのですが
娘には、うんちが増え、そして減る事象に
それ以上の意味を読み取ることは、すこし難しかったようです。
最後に「うんち」は出なくなるのですが
ぞうは「100年生きてはじめて『ゼロ』というものがわかった」と悟ります。
深いっっ深いです。
大人におすすめしたい本です。