「すてきなずぼん」 ママの声

お母さんが編んでくれた毛糸のズボン。
友達に自慢しているうちに、糸がどんどんほどけていって・・・なんともかわいい男の子でした＾＾
私自身、編み物が好きで、子どもが赤ちゃんのときにカーディガンやベストを編んであげていましたが、なんだか自分の子供のことのように思えて思わず微笑んでしまいました。
読み聞かせたときはまだ意味がよくわからなかったようですが、もう少し大きくなったら意味が分かるようになって、一緒に楽しめそうです。

２歳４ヶ月の息子に図書館で借りて読んであげました。

まだ編みかけのずぼんをはいて、ねこちゃんがおでかけ。
みんなに素敵なずぼんでしょ♪と見せて歩くけど、どんどんほどけていって…

いもとようこさんの絵が可愛らしい絵本です。

いもとようこさんの絵は、テレビでもよく見るので、子供の反応はいいです。

私が面白いなと思ったのは、全て会話だけでお話が進んでいくことです。
感情や風景などを説明する文章がなく、会話のみ。
これって、難しいのでは？とも思いましたが、小さな子にとっては、こちらのほうが良いのではないかと思い直しました。
説明的な文章からイメージを作り出すことは、かなり難しいでしょう。
会話だけならば、日常の風景と差がなく楽しめるのだと思います。

いもとようこさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の目がくりくりとしていて楽しさに満ちているのが魅力的でした。主人公が大好きなお母さんの愛情を感じて過ごしている様子がとても心に響きました。少し失敗してしまっても怒らないお母さんの接し方も勉強になりました。手作りってやっぱり素晴らしいな！と思いました。

結構お気に入りでなんども繰り返し持ってきました。
興味津々で見ていて、毛糸をあつめる「わっしょい」のページになると、

いっしょになって「いっあ、いっあ」とリズムに乗って話してました。
ストーリーも面白いし、心温まる絵本だと思います。

ママが編んでいる途中のずぼんを、ネコちゃんが嬉しくてお友達に見せに行くのですが、なんか変！それはパンツ？それは腹巻き？どんどん糸がほどけて、最後には何もなくなってしまいます。得意げに自慢しているネコちゃんとは対象的なお友達のコメントがおもしろいです。娘はだんだん小さくなっていくずぼんの様子をとても喜んでいます。ほのぼのとしたお話しです。

この「こねこちゃんえほん」のシリーズは、初めて絵本に出会う子どものため、という感じのやさしい内容で、すべて会話で成り立っています。うちの子どもは、ふんわりした印象のいもとようこさんの絵が大好き。かわいらしい「こねこちゃんシリーズ」は、特に大のお気に入りです。ほのぼのとした気分になりたいときは、このシリーズがお勧めです。特にこの「すてきなずぼん」は子どもも大人も笑えてしまう楽しい本。ズボンの毛糸がほどけてくる様子、お友達のコメントがとても面白くて、ユーモアたっぷり。毛糸のズボンは、どんどんほどけて、それでも得意そうに歩いているこねこちゃんにお友達は「パンツ？」「腹巻き？」ってもうおかしくておかしくて…　笑いを噛みしめながら読み進めます。そしてついに冷静なねずみくんが「はだかだよ」ってオチを…。ほっぺがほんのり赤くなってしまうこねこちゃんがとてもかわいらしいですよ〜。