日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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体が大きく力もあり、向かうところ敵無しのイメージがあるゾウ。 そんなゾウにも実は怖いものがあった。 この事実に驚いたと共に、その恐怖の光景の迫力に圧倒されました。 生き残るために必死に走るゾウもまたいつもののんびりした姿とは異なります。 それだけ窮地に追いやられたということなのでしょう。 はぐれてしまったゾウたちは一体どこへ・・・ どこか別の場所で、また緑溢れる土地に出会っていて欲しい。 そう願います。
投稿日:2009/03/22
ひいおばあさんぞうが、3びきのライオンに突進してくる場面を、子供はじっくり見ていました。このページだけ、縦長の絵になっていて、とても迫力があります。 こんなに強いぞうも、サバクトビバッタの大群にはかないません。ひいおばあさんの思い出は、楽しいことではなく、大変なことだったんだなとわかりました。 地平線と光の色が印象的な、とてもきれいな絵がすてきです。自然の不思議さと雄大さを感じました
投稿日:2008/04/08
ライオンを威圧するほどの存在感のひいおばあさんゾウ。 そのゾウの回想シーンが圧巻です。 まだ赤ちゃんだった頃の思い出、それは、サバクトビバッタの大群が草木を食べつくしてしまったこと。 こういう運命もあるのですね。 ほんの小さな虫が脅威になっている現実。 長寿のゾウだけにその回想シーンの重みが伝わります。 大量発生したバッタにとっても死活問題です。 多くの種類の動物、虫、草木が大きく関わりあいながら存在しています。 そのスケールの大きな世界を体感してほしいです。
投稿日:2007/08/03
吉田遠志の絵本は「かれえだ」についで2冊目です。サバクトビバッタの大発生によりえさの食物が食い尽くされてしまいます。ぞうよりはるかに小さいバッタが食物を食い尽くしてしまうというのは驚きですが、自然の中では、小さな生き物といえども気の抜けない存在であることがわかります。 絵が非常に繊細で、動物たちの動きを丁寧にとらえており引き込まれます。実話に基づく話だけに説得力があり、迫力を感じます。ゾウのかぞくのシリーズは他にもあるようなので、他の絵本も読んでみたいと思います。 ゾウの知られざる生態について詳しくわかるので、動物に興味を示し始めたお子さんにもオススメします。
投稿日:2007/07/28
誰にだって、怖いものってありますよね。 例え、陸地に住む動物の中で一番大きなアフリカゾウにだって、怖いものはあるのです。 物知りで、勇敢な、ひいおばあさん象にとって、もっともこわいものの、思い出話です。 象の姿をとても丁寧に描いた作品で、大人が読んでも楽しめるのではないでしょうか。 途中、見開き2ページに描かれた象の姿は、その迫力と偉大さが、実に見事に表現されていて、圧巻です。
投稿日:2004/01/28
動物絵本シリーズ<4> 出会い頭に会ったらライオンでさえもびっくりして逃げ出すでしょう。それほどまでに大きなゾウ。そんなゾウにこわいものなどあるのでしょうか。 群れを率いるひいおばあさんのゾウは子供の頃に経験したあるこわいものを思い出します。 生き生きと描かれた大自然の動物たちの姿。横長の絵はどこまでも続くサバンナを彷彿とさせます。 子供の年齢不問。どなたにでもおすすめします。
投稿日:2003/04/24
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