「えほん かえってきたジロー しばいぬ・」 ママの声

引越しすることになって、飼い犬を手放さなければならなくなり、家族はもちろん、犬のジローもとても寂しくて・・・。

ある日、綱がはずれたジローがとった行動は・・・。

全編、犬のジローの気持ちが書かれていて、足から血が出ても必死にふるさとへ帰ろうとするジローを見ていて、犬の一途な思いに胸がきゅんとしました。

読み終わって、9歳の二男の目に、うっすらと涙が・・・。

うんうん、分かるよ、君の気持ち。

君はとっても優しい子だね。

いつもはやんちゃで乱暴者なので、意外な一面を見てちょっぴり嬉しい母なのでした。

　これが事実だと言うのですからびっくりです。
　ジローは７３０日をかけて滋賀県大津市から西宮市まで旅をするのです。
　｢生きるということは、自分のこころにやさしさをたたえながら、くじけずに勇気を持って歩き続けることだと思います。」という作者の言葉通りだと思います。