表紙絵とタイトルを見れば、ほとんどの方が「長ぐつをはいたねこ」をモチーフに作られていると、想像できると思います。そして、まさにその通りの作品でした。
絵本の作り物語の構成は、オリジナリティに溢れていて、面白かったです。王さまやお姫様は登場せず、ひたすら魔物とねこのやり取りの繰り返しでしたが、そこがこの作品では始終見せ場になっていました。
うちのこどもたちが何より気に入ったのは主人公のねこの愛らしさ!!
(私も含め)キュンキュンしてしまいました。
ただ、ねずみに変身した魔物を捕えるときだけ、可愛いはずの顔に少々獲物を狙うどう猛さが見えたのは、私だけ…?
見やすいイラストで、遠目もききます。原作とは異なるストーリー展開が気にならない方には、ぜひ、手にしてもらいたい、楽しい「長ぐつをはいたねこ」でした。
4,5歳児くらいから、小学校高学年まで楽しめると思います。