息子が科学館で、ガリレオ式望遠鏡とケプラ式望遠鏡の展示を見て、
ガリレオに興味をもったためガリレオの伝記を探しました。
どうやらガリレオの伝記はたくさん出ていますが、
この本はまんがなので小1の息子にも理解できることと、
絵がちょっとレトロだけど、シンプルなタッチで読みやすく描かれていたため選びました。
本書は、ガリレオの生涯を描いた伝記であると同時に、
天動説から地動説への変貌期を丁寧に描いた科学史でもあります。
息子は伝記はあまり好みませんが、
科学の本は大好きです。
息子がこの本を読み切れたのは、科学的な要素が大きいと思います。
ガリレオはキリスト教から迫害され続けましたが、
死後350年後の1992年、
ローマ法王、ヨハネ・パウロ二世が、
ガリレオを迫害したのは誤りだったと認めました。
誤りを認めるのがあまりにも遅いですし、
科学は宗教に迫害されるものではないと現代の日本人は思いますが、
それでも最後のページには大人の私も感動してしまいました。