うちの上の子のお薦めのシリーズです。
すっかり親子でハマって、一気にシリーズ3巻まで読んでしまいました。
3巻目のこの本が昨年出ているので、もし次の巻が出るとしても、もう少し先になりそうです。
主人公のローズは3巻目にして、また別の過去の世界へ移動し、今度は「コレラ(菌)魔女」と闘います。
闘うといっても、剣や炎や雷が飛び出す訳でなく。この作者の描く魔女たちの世界は、「病気の魔女」が、“病気のもとになる菌”をまき散らし、「薬の魔女」がそれに対抗する“薬や対処法”を編み出す。というバトルです。
各巻の感想にも書いていますが、作者の本職がウィルスの研究員なので、魔女たちの戦いという形で表現していますが、
病気の感染の仕方や、病状、それに対しての対処法や薬、世界的・歴史的に流行した病原菌のことが、素人が読んでも分かりやすく描かれています。
医者や研究者にならなくても、とりあげているいろいろな病気が流行った時の、日常的な対処法も書かれていますので、
面白い上に勉強になります。
中学生・高校生のお子さんたちにぜひ、読んでほしいシリーズです。