今日、図書館で見つけてびっくりしました。
な、なんとこれは、『くまのコールテンくん』の続きの話じゃないですか!
え? またコールテンくん、探検しちゃうの?と思いながら、ページをめくりました。
いやぁ... やっぱり、あたたかい話ですね。
絵は、フリーマンのコールテンくんそっくり、そして訳の雰囲気もそっくりです。
でも、作った人も訳した人も違うんですね。びっくりです。
でも! それがすごいなと思いました。
何かで、コールテンくんの訳者の松岡さんが本当のくまの名前は、コーデュロイ
だけれども、日本では布のコーデュロイはコールテンと呼ばれているから
コールテンにしたと。
この本では、そのままコードリーになっているという点が違うのですが、
「いちど〜したいとおもってたんだ」というコールテン(コードリー)くんの口癖や、
そしてリサちゃんとぎゅっと抱きしめあうところなど、このくまの話には欠けては
いけないエッセンスが再び描かれていて、
クライマックスのリサちゃんの言葉、
「だいすきな おともだちと いっしょに いられること、それが わたしにとっての
プレゼントなのよ!」
本当に必要なものとは何かを教えてくれる名言ですね。
『くまのコールテンくん』が大好きな人には絶対にお勧めです。
好きでない人にもお勧めです。きっと読んでよかったという幸せな気持ちになりますよ!
ちなみに今年中1にになった息子に、この本、見たことない?と見せたら、
「あ、ウチにあったね。デパートで大変なことになるくまの話でしょ」と。
今でも、我が家には、その絵本があるんです。
そして、読んでみる?と聞いたら、素直に私が読むのを聞いていて、
相変わらず、コールテン(コードリー)くんのボケったっぷりの行動にげらげら
笑いながら、「また迷子になる?」と、かなりの反応でした。
最後の心温まる結末には、お年頃のなのでしょうね、黙っていました。
でも、続きの話が読めてよかったという満足そうな顔をしていたのが、とても印象的でした。
大きくなっても、いい本はいい本なんですよね。