物知りなロバと何でも知りたがり屋のウサギの話。
なんでも教えてあげるよ、ちゃんと座って聞くんだよ。と穏やかなロバ
でもウサギはじっとしてる事ができない。次から次から興味がわいてきてぴょんぴょん、ごろごろしながら何処かにいってしまう。
ある日ウサギがいつもの様に何処かに行ってしまいなかなか帰ってこないので心配になったロバは探しに行く。もう自分は年で最近は野原を走る事もなくなったことに気付き走ってみる。こんなに気持ち良かったんだと思い出す。ウサギを探しに行った時にロバが今まで知らなかったことをいくつか発見する。
おじいちゃんと孫という感じの関係かな・・「どうしてそらはあおいの?」そんなこと聞かれたら私はどうしよう・・・このロバは青い理由は知っていた様だけれど、自分を物知りだと言ってるロバは今まで知らなかった事を恥ずかしげもなく、「知らなかった」とウサギと一緒に発見を喜ぶ。なかなか知らないとは言いにくい物だと私は思う。それにまだいろんな事を学ぼうとする事がすごい。なぜ?と思う気持ちが大切なのかもしれない。子供から教えられる事も多いな、そういえば・・・
知らないことが分かったり発見できた時の喜びは、大人も子供も変わらないと言うことなんだろう。そんな時間を共有できる事や、仲間や家族がいる事は幸せな楽しい事だと思う。
このほんわかした穏やかな関係にスーザン・バーレイさんの絵がとてもあっています。この本は表紙を見て手に取り借りた絵本です。とても良かったです。