辰年になったので、「竜」の出てくる本を読みたいなぁと思い、図書館の「辰年コーナー」から見つけてきました。
似たような話は読んだことがありましたが、このお話は初めて出会いました。
邦訳:君島久子さん×画:赤羽末吉さんというすごい作品です。
元々が中国の伝説らしいので、見ごたえがあって面白かったです。
昔話や民話にありがちな「三回の繰り返し」がしっかり入っているので、ちょっと長めのお話になっています。
赤羽さんの描かれた登場人物の中では”みどりの髭の老人”が面白かったです。
カラーのページと墨絵のような黒い線だけで描かれているページとがありますが、赤羽さんの画なので結構遠目からでもよく見えるような気がします。
読み聞かせに使うなら、小学校の高学年以上のお子さんたちにお薦めします。
雨がたくさん降ってくる状況が物語の中で続くので、意外と梅雨の時期とかに読むと、雰囲気が盛り上がるかもしれません。