商品の絵が細かく、現実と照らし合わせて楽しむのもおもしろいし、なかなかに巧妙なかくれんぼをしてくれるピヨちゃん捜しにも夢中になれる。
また結局30円のあめをひとつづつでぶーたれ続けるピヨちゃんたちがかわいくて仕方ありません。
娘は、ピヨちゃん=自分で、本当はこんなにいっぱいお菓子を買って欲しいやら、自分ならこれを買うとの選択に余念がありません。
だけど。
それよりなぜお菓子ばかり買わないのか、という真意がとても活きていて大好きになっちゃいました。この本。
いろいろな材料を買って、それで作るのはあなたたちの大好物なのよ。
お菓子もいいけど、ほうら、こうすればみんな大喜びでしょう?
料理してできあがる楽しさや食べさせる楽しさ、家族で食卓を囲む楽しさ、それらは愛情ともいえますね。
そんな骨組みがしっかり活きています。
もりもり食べて、読み聞かせしてもらってぐっすりの子供達にかけるお母さんの言葉は、こうして感想を投稿している人々にはきっと共通しているのだと思います。
お母さんのナチュラルな愛情がいっぱいに詰まった絵本ですよ。