第19回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品。
一瞬、荒井良二さんの絵?と見まごうほど、自由で伸びやかな絵が印象的です。
主人公は、シンプルな容姿の、ちびへびのしろしろ。
とうさんへびのじろじろの忠告も聞かずに、自由気ままに散歩に出かけるのです。
目的は、チョークをくわえての落書き!
出くわした風船に落書きするのかと思いきや、風船につかまり、雄大な落書きがスタート。
しろしろと同じく、子どもたちは大歓迎というのがポイント。
この楽しさは、子どもなら共感してしまいますよね。
そして、ついには、じろじろまで!?
この展開、やはり爽快です。
スクラッチ、プリンティングの描画だそう。
画面全体から、落書きの楽しさが伝わってきます。