自分の心をうまく言葉にすることが出来ない修。
言いたいことはあるのに、言葉を飲み込んでしまう。
その感受性豊かで優しい心を両親は分かってやらず、もどかしさと苛立ちから修に強く当たってしまう。
そんな出だしを見ていて、心が辛くなります。
そんな修を救ってくれたのは、小野くんというクラスメイト。
友達と言い切れないような関係だったけれど、小野くんは自分の境遇の中で出来る、一番の優しさを修にくれた。
そこからあかり先生と出会い、修の心の苦しさをほぐしてくれます。
修が自分の殻にこもっている時には見えなかったものが、あかり先生との交流を通じて、だんだんと感じられるようになる。
そして少しずつ成長していく様子に、心がじんとしました。