上の子の朝読用に探してきました。
ページを開くと、いきなりインパクトのある文章で始まります。
「ああ、すっきりした。」って。
いったい何が?
読者を引き込む始まり方だな〜と、思いました。
この作品は5つの短編からできていますが、それぞれの話が少し続関連性を持っています。
中学生から高校生くらいの少女たちの、うちなる想いがたくさん見えて、私が読んでも面白かったです。
「神様の祝福」の主人公:真奈美は、個人的に友達にはなりたくない、かなり自分本位の少女です。
個人的に、お話も登場人物も一番惹きつけられたのは、2番目のお話「ヒーロー」でした。
主人公の里美も、好感が持てるし、里美のボーイフレンド稲葉君もいい子だな〜、と思いました。
そして、「野田先生の面白いもの」の出来事は、良くも悪くもすごく心に残りました。
親子でこういう話を読んで、物語の中のことを語り合うのも、いいかも。と、思いました。