日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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じろきちは、おんなのこを食べるためにおんなのこを 育て始めました。なんて残酷なのだろうと思いましたが、 手塩にかけて育てたおんなのこを食べられるはずもない 優しいじろきちに一緒に成長したのでしょう。 おんなのこの食べたいものを懸命に探す姿が 微笑ましいです。牛と一緒に暮らしているという シチュエーションがまた愉快でした。
投稿日:2013/06/28
3歳の子供と読みました。 大きく育てて食べるつもりで捨て子の女の子の面倒をみたおおかみ。 結局情が移ってしまい食べられない、というお話です。 ストーリーは単純ですが、版画調のイラストや味のあるまんさくとっつぁんがとても素敵です。 子供も喜んで読んでいました。 なんで主人公のおおかみのおとうさんが牛なのかが謎ですが、それもまた面白いです。
投稿日:2011/11/15
捨て子の女の子を拾って、食べようとしたおおかみのじろきち。 牛のまんさくとっつぁんに「大きく育ってから食ったほうが得だ」と言われ、女の子を大きく育てることに・・・。 その育て方が、すごいな〜と思いました。 自分が後々食べるためだったら、そんなにまでしなくてもいいのでは・・・というくらい手をかけているのです。 そして、3年後。食べるものが少なくなり、まんさくとっつぁんは言うのです。「すっかり大きくなって、そろそろ食べごろだ」 おおかみのじろきち、自分の育てた女の子に情が移ってしまったんでしょうね。 なんか、ほわんと心が温かくなるお話です。
投稿日:2009/12/11
息子が好きな矢玉四郎の絵本です。 民話風のお話で、絵も版画調になっています。 捨て子を拾ったおおかみのじろきち。父親に大きくなってから食べた方がいいと言われて育てることにします。 じろきちは本当に女の子を食べてしまうのでしょうか? 意外と母性に目覚めたりしてなどと思いながら読んでいました。 女の子がとても無邪気でかわいいので食べられてしまったらかわいそうだなと思いながら、でも、矢田四郎のお話だから思いがけないオチがあるのかもと予想しながら読みました。 いつものおもしろ系とは一味違っていましたが、オチは納得できました。
投稿日:2008/06/29
「はれぶた」の矢玉四郎さんのおはなし。 版画調のさし絵が、いかにも昔話風です。 山の峠道でひとりの女の子を拾ったおおかみのじろきち。 連れて帰って食べようとしますが、同居している(!?) 牛のまんさくとっつぁんに 「おおきく そだててから くったほうが とくじゃないかね」 と提案されて女の子を育てることに。 世話をして、女の子をたべようとする熊やたぬきやきつねからも守り、じろきちはおおきくなるのを楽しみにしていました。 そしてある冬の夜、とうとう食べる物がなくなって・・・ じろきちは言います。 「おれも おおかみにしちゃあ まぬけだなぁ・・・」って。 でも、まぬけだからいいんだよ。 読んだあとは、そんなほわぁんとした気持ちになります。 一番、味があるのは「うしのまんさくとっつぁん」かも・・・。
投稿日:2005/02/01
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