意味があるのか、ないのだろうか。
そんな言葉がつらなって出てきます。
星 めざめなさい。
さめ わすれなさい
みち こころみなさい
…なんとなく、荘厳なかんじがします。
この ○○しなさいの言葉、読んでいる方としては、
なにかのメッセージをうけとったような気がします。
でも。
「きつね うらみなさい」
「ねこ いいかげんにしなさい」
あたりは、五味さんらしいですね。
言葉遊びというか。
ひとすじなわでは、いきませんよ、と、ぎょっとさせられます。
でも、最後の
「もみのき そのみを かざりなさい」
「ろうそく ゆれなさい」
「くつした まちなさい」
「こども いのりなさい」
「あした ほがらかに めざめなさい」
この言葉は、大人の自分も、子供になって、
清められて新しい心をもらったような気分になります。
読み聞かせた当時の息子には、よく分からない絵本だったよう。
でも、この絵本は私のお気に入りの一冊となりました。