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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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森のなかへ」 ママの声

森のなかへ 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:灰島 かり
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年07月
ISBN:9784566007819
評価スコア 4.48
評価ランキング 10,652
みんなの声 総数 26
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  • おとぎ話がかくれんぼしています

    パパを探してぼくが入っていった森の中はモノクロの世界。
    何かおどろおどろしさが漂います。
    じーっと眺めていると様々なモノが見え隠れ。
    『ジャックと豆の木』『しらゆき姫』『ヘンゼルとグレーテル』などいろんなおとぎ話の世界が広がってゆきます。
    娘には敢えてこの隠し絵のことをいわずに読んであげたら
    オオカミだけは見つけることができて得意げになってました。
    ・・・がその他はスルー・・・・^^;
    娘にはまだおとぎ話でも馴染みのないお話が結構あるので
    そんなお話を読み込んでからこの絵本を読むと
    もっと楽しめるだろうなと思いました。
    なるほどそれで絵本ナビさんの対象年齢は小学校低学年になっているのだと合点がいきました。
    でもモノクロとカラーのコントラストが絶妙だし
    私には隠し絵のミステリアスな雰囲気の後に
    ふわーっと訪れる安心感のようなメリハリも気に入りました。

    投稿日:2008/02/22

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  • さすがアンソニー・ブラウン!

    アンソニー・ブラウンさんのちょっと不思議で、シュールで、でもどこか温かみのある作品が大好きです。
    パパがいなくなってソワソワしている男の子。翌日、病気のおばあちゃんのお家にお見舞いに行くと……。
    ちょっと怖い感じがして、ドキドキしながらページをめくって行ったのですが、ラストはホッとできる展開。
    ちょっとマリー・ホール・エッツの『もりのなか』を思い出しました。
    読み終わってから、昔話を思わせる隠し絵があったと知って、もう一度読み返し。さすがアンソニー・ブラウン!と思いました。

    投稿日:2024/12/29

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  • これは…大人向け?

    なかにかくされている昔話(ヘンゼルとグレーテルやジャックと豆の木など)のことを知らないと意味不明で楽しめない絵本という意味では、大きい子たち、または大人向けでしょうか?独特のユーモアですね。森のなかが少し不気味な感じもします。

    投稿日:2022/05/11

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  • 不思議な世界に浸れるか?

    どこかの書評で目にして面白そうだな!と図書館で借りました。
    「パパが、とつぜんいなくなった。いつ帰ってくるか、ママも知らないって」で始まる絵本。
    ぐあいの悪くなるおばあちゃんのお見舞いにケーキを届ける主人公のぼく。
    森の中の近道はママにダメって言われたけど、お話の世界のお約束、森のなかへ・・・
    ぼくに話しかけるのはどこかの絵本で読んだ事(見た事)ある子供達
    モノクロームの色合いに差し色で男の子の服とかに色を載せた風合いが印象深いです

    最後のパパの登場の仕方が唐突過ぎて???でした。
    森の中で出会う子供達は元の絵本を知らないと楽しめない?
    子供は「ヘンゼルとグレーテル」と「あかずきんちゃん」は発見できたようです。

    絵本が大すきだった大人が楽しめる本かな。
    学校の読み聞かせ会としては候補から外します。
    アンソニー・ブラウンさんの絵はとても素敵

    投稿日:2016/01/20

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  • 幼い頃の記憶のよう

    国際アンデルセン賞を受賞した絵本作家、アンソニー・ブラウンの作品です。

    病気のおばあちゃんにお見舞いのケーキを届けるため、いつもは入ることを禁じられている森の中へ足を踏み入れる男の子。
    森はモノクロです。
    葉はすべて地面に落ち、幹と枝だけの奇怪な姿をさらす木々の間を、一本道が森の奥へと続いています。
    男の子はそこで次々と、奇妙なものに出会います。

    私はこの本、すごく怖いです。
    何がって、無表情なおかあさんの顔が。目が点なんです。
    子供にとって、あれほど不安をかきたてるものはないんじゃないでしょうか。真夜中の雷。そして無表情なおかあさん。

    この本は、小さい子供も、樹のうろが人の顔みたいだね、牛の模様が男の子の頭の形と同じだね、影が動物の形だね、等と発見して楽しむことができます。
    でも、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、ヘンゼルとグレーテルなどの物語を、小さい頃に聞いたり読んだりした記憶がうっすらとある大人が読むと、一層味わい深いでしょう。

    木の間に見える、あれは何?
    樹皮の模様やまがりくねった枝など、怖いのに凝視してしまいます。
    思い出したいような、思い出したくないような、幼い頃の記憶のようです。

    投稿日:2011/10/09

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  • おとぎ話がかくれんぼ

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳

    わぁ何?
    モノクロの森の中にぼくだけカラー…
    表紙もなかなか興味深かったけど、1ページ開くと付箋紙のような
    紙に書かれた「パパかえってきて」のメッセージ。
    物語の始まりは真夜中の雷。
    ちょっと、いやかなり不気味さをかもし出したオープニング。

    朝起きたらパパがいなくなっていた。ママは無表情のまま
    パパがどこへいったかわからないと言う。
    ママのいいつけで病気のおばあちゃんを見舞う事に。

    どのページも陰鬱な雰囲気のままいよいよモノクロの森へ突入。

    森の中は童話をモチーフにした隠し絵の要素がふんだんにあり、
    「旅の絵本」を彷彿とさせます。(かなり雰囲気は違いますけど…)
    アンソニー・ブラウンのデッサン力素晴らしいですね。
    見返せば見返すほど、隠し絵が見つかります。これは楽しい。

    後半、おばあちゃんやパパ、ママがページ一杯の笑顔で現れますが、
    あまりホッとするような笑顔に見えないのは私だけ?

    投稿日:2010/07/18

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  • アンソニー・ブラウンさん

    アンソニー・ブラウンさんの作品だったのでこの絵本を選びました。モノトーンとカラフルな場面の使い分けが上手だなと思いました。主人公がお父さんも御婆ちゃんも大好きな気持ちが伝わってくる描き方が良かったです。不安な気持ちになるところの描写も極上でした。お母さんの作ったケーキが美味しそうなので食べたくなりました。

    投稿日:2010/02/03

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  • 読者を翻弄

    息子がアンソニー・ブラウンが好きです。

    森の中だけは白黒だったり、「パパかえってきて」といろんなところに貼ってあったり、森の中に鹿のシルエットがあったりと、いかにもアンソニー・プラウンらしい絵本だと思いました。

    パパが失踪?疑惑もありますが、森の中では「ジャックと豆の木」「赤ずきん」などを彷彿とさせる場面があって、あれ?と思わせます。

    とても不思議なお話なんです。

    ちょっと怖いお話かしら?なんて思いましたが、そんなことはなかったです。

    読者を良い意味で翻弄してくれると思います。

    投稿日:2009/06/17

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  • 遊び心いっぱい

    イギリス絵本作家のアンソニーブラウンさんの作品。
    家族愛いっぱいの作品が多いですね。

    お話の始まりは、
    「朝起きると突然お父さんがいなくなっていて、
    お母さんはお父さんがいつ帰るかわからない」というくだりから始まります。
    なんでいないの??
    いなくなったってなんで??
    と、まさか・・・・
    と良くない方向で考えてしまいましたが、
    まったくそんなことなかったです(笑)

    この絵本の面白さは、森の中ででてくる有名なお話の絵探しかなあ。

    息子は、これ○○みたい!
    と言ったりして楽しんでいました。

    そして1つを発見すると、
    もしかしてこれもそうじゃないだろうかと疑いたくなっちゃって、
    木の形も何かの顔になっていないだろうかあ?
    など、一生懸命探してしまいました。
    (でも実際にあまり探せなかった我が家です(><))

    でもこういった遊び心の入っている絵本は、息子君大好きです。

    モノトーンで描かれているせいか、
    森の雰囲気が、どんどん奥深くなっていくようで、
    そういった画力にまさに見入る作品の1冊ではないかと思いました。

    投稿日:2008/03/06

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  • 隠し絵絵本の金字塔

    『おんぶはこりごり』で「この作者、イカすなぁ!」と心に残ったのですが、この作品で底力を見たというか、本当にすごいなぁ!と感心しました。

    いきなりお父さんが帰ってこないで寂しい。お母さんは呆けている。寂しいからあちこちに帰ってきてと書いた紙を貼りまくる男の子。
    話だけでショッキングなのに、おつかいで森へというのも違和感だし、いきなりのモノクロに私たちもスッと別世界。
    すごい!絵と文だけで。
    隠し絵があると知らなかったけれど、とにかく木の形が変。
    なんでだろうとよく見ていると……です。『もりのかくれんぼう』を連想したでしょうか。
    娘もすぐ夢中に。朝の忙しい時間まで取り出して絵探しするほど。
    それでも親子合わせて全部探しきれていないように思います。
    そしてラストの輝かんばかりのお母さんに、あぁアンソニー・ブラウンだなぁとクスッ。

    娘は読後、あんなに必死で探し聞いていたにも関らず、一人で動けなくなり、楽しい気分になる別の本をリクエスト。
    このどこか空恐ろしい森は、童話やファンタジーのもつ本来の姿ではないでしょうか。とにかく秀逸作品です。

    投稿日:2008/01/29

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