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泣いてもいい?」 ママの声

泣いてもいい? 作:グレン・リングトゥヴィズ
絵:シャロッテ・パーディ
訳:田辺欧
出版社:今人舎
税込価格:\1,320
発行日:2005年07月
ISBN:9784901088329
評価スコア 3.78
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  • 感情を出すことも

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    お薦めされていたので図書館で借りたのですが、
    死神が出てくる話だったと知り、
    最初読むのをためらいました。

    しかし、読み進めながら、
    この死神がただ冷たい存在ではなく、
    心のある死神だとわかり、
    絵本の中の子どもたちと同じように受け入れていました。

    しかし、死生観はやはりすべて受け入れるものではなく、
    とくに「泣いてもいい?」に対し、
    「心の中でいいよ」というのはきついと思いました。
    受け入れながらも、声に出して泣いたりすることで
    我慢せず、感情を出すことも時には必要なのではないでしょうか。

    投稿日:2020/01/15

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  • 生と死のお話

    このお話は、死期の近いおばあさんの家に死神がやってきて、おばあさんを連れて行こうとするのを一緒に住んでいる子供たちが止めようとするお話でした。最初はただ死神の行動を止めようとしていたのですが、死神の話を聞いて生と死の仕組みを理解しみんなでおばあさんを見送ってあげていました。子供にはちょっと難しかったみたいですが、生と死をテーマにした感動できる絵本でした。

    投稿日:2016/03/09

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  • 分かりやすい言葉

    死神の存在を恐れず大好きなお婆ちゃんの為に何か出来る事をしたいと頑張る主人公たちに感動しました。死神もとても心が優しいので素敵でした。死は生の一部という考え方をとても分かりやすい言葉と共にかたる死神の姿に感銘を受けました。言葉をつむぐように真摯に語る死神の姿から優しさを感じました。一言一言を大切に語る死神の姿がとても印象に残りました。

    投稿日:2008/12/23

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  • 死神に「死」について諭されました。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    (おばあちゃんを連れて行かれてしまう…)と思っている 幼い4人の兄妹に 死神は 諭す様に語りかけます。
    死とはどういうものなのか… 
    そして 子供達が半ば納得したであろうと思われたとき
    「魂よ さあ飛んでいけ」と窓を開け放つのです。

    このお話の中での死神は 弱った体から魂を解き放つ手助けをしている神として 私の中に響きました。
    おばあちゃんの魂が 思い病気を患った体から開放されたと感じた時 何となくホッとした様にも思いましたが 
    「死」ってそれだけじゃ語れないよなぁ…とも感じました。
    そこで 死神が子供達を諭すときに話した物語を思い返してみました。
    はっきり言って とても難しいお話です☆
    中1の娘でさえ「途中で出て来るお話がよく理解できなかった。」と言っていました。
    「死ぬことがなかったら、生きているということは大事なことではなくなるんだよ。」
    というメッセージを伝えるための逸話のようですが とっても哲学的で…
    私の心の中でもまだ不完全燃焼☆という感じです。
    「世の中は 良いと感じることと悪いと感じることの2つで1セット」どちらかが欠けも 物の本質が解らなくなる…
    と云う事でしょうか。
    まだまだ考えたいと思う作品です。

    タイトルの「泣いてもいい?」については 「もちろん!泣いてもいいんだよ。」と言ってあげたいです。
    でもきっと このお話の中の子供達は 大泣きすることはなかったのでしょうね。
    「死」を受け入れる覚悟が出来たと感じられる締めくくりとされていました。
    現実に立ち返ってみると…
    それでも大泣きするのが子供というものなのではないかなぁ…と思ったりしています。

    投稿日:2006/08/05

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  • 生と死について考える切ない絵本

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、女の子3歳

    オリジナルはデンマークの作品だからでしょうか、
    「死神」の存在が、うちの娘たちにはいまいち理解できなかったようです。
    我が家の娘たちは祖母(私の実母)の臨終に立ち会っており、
    その時に死神など絶対にいなかったことを上の2人は記憶しているからです。
    ちなみに母の亡くなった当時、娘たちは5歳・3歳・1歳でした。

    死神の風貌が、長く尖った鼻に黒いマントを被って いかにも怖そうなので
    この作品を通して 子供たちが死を怖いもの・ネガティヴなものとして
    捉えてしまわないか、ちょっと心配になりました。
    死神が出てくる必要性に疑問を感じたので☆を1つ減らさせてもらいました。

    母の臨終が近づいた時に、私は死をこの世のまぎれもない事実として
    きちんと子供たちに伝えたかったので、幼児心理の専門知識のある方などに
    あらかじめ相談した上で子供たちを立ち合わせたのです。
    親が精神面のフォローを続ければ、生きた勉強になることを信じて…。

    でも、この作品の中の 死神の言葉は普段から私の思っていることで
    心理をついて、大きくウンウンと頷けるものでした。
    『もし死ぬことがなくなったら、生きているということは大事ではなくなるんだよ。
     雨の日がなかったら、お日さまを有り難く思うこともない。…』
    子供たちには生きていることの尊さ・有り難味を感じて、
    周りの人々も自分も大切にして生きていって欲しいと思います。

    投稿日:2006/07/21

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  • 子供なんだから、思いっきり泣かせてあげて

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子10歳、女の子5歳

    題名を読んで、お盆の時期に読むのに、いい絵本なんじゃないかと、図書館で借りてきました。
    でも…、書いた方がデンマークの方だったせいか、内容がとても詩的で、物語の中の例えのお話も日本の子供たち、とりわけ我が家の子供たちには理解しにくい気がしました。
    内容は、大好きなおばあちゃんが死を迎えようとしている時、4人の孫たちが死神と「おばあちゃんを連れて行かないで」と訴え、その訴えに死神が例を出して説明するとうものでした。
    結局おばあちゃんは天に召されてしまうし、子供たちは死神の言葉を胸に刻んで、心の中で泣くんですよ。
    子供なんだから、大好きなおばあちゃんが死んでしまったのなら、思いっきり泣かせてあげればいいのに!と思うのは、私だけでしょうか?

    投稿日:2005/08/17

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