堀内誠一で図書館で検索をかけていたら出てきた本です。
全部で5話収録されていて、私が読みたかったのは、まどみちお作、堀内誠一絵の「ぞうのこバナ」という話でした。
でも、折角5話もあるのですから、堀内誠一さん絵の作品だけでなく他の作品も楽しみました。
初山滋さんや安野光雅さんの絵などもあります。「ぞうのこバナ」のぞうの絵はぐるんぱを彷彿とさせるところがあります。
余談ですが、社会見学で陶器の絵付けをする下絵に困った息子が、このぞうのこパナの絵を参考にぞうの絵を描いてました。
「ぞうのこバナ」は、おかあさんとはぐれてしまったバナのお話で、動物たちの助けが暖かく感じられました。
まどみちおさんは詩だけでなく童話も書いておられたんですね。
1960年代と70年代に「ワンダーブック」に掲載されたお話が初出です。
大判で絵も見やすく、一冊に五話。往年の絵本作家の絵が一堂に介して見られる絵本。とてもお得感がありました。