たくさんシリーズが出ているようですが、初めて読みました。
「ティモシーとサラのおはなし」というより、ティモシーとサラが暮らす町の物語という印象を受けました。
今回、活躍するのは、ティモシーとサラの友達のリック。
ティモシーとサラの時間に平行して、リックの活躍が描かれています。
ふたつの時間が入り混じることで、リックの活躍がより際立つ印象を受けました。素晴らしい構成だなって思います。
そして、何より素晴らしいのは、リックの優しさ、責任感の強さ。サラッとした内容なのに、とても胸が熱くなります。
構成、ストーリー、絵、どこをとっても素晴らしいです。
結構長いお話なのですが、娘はどんどん惹き込まれ、最後は身を乗り出すように見つめていました。
他のお話も読もうと思います。