福音館さんでも、こういう系統の「科学絵本」を作られるんだ〜。というのが最初の感想です。
イラストはたにうちつねおさんという方が描かれています。専門は紙を素材とした彫刻だそうで、
成程、そこを読んでから、この作品を読み返すと、登場するカラスたちや、描かれているものたちが、紙の質感を出しつつも立体的な感じがして、面白かったです。
絵がとてもインパクトがあるので、意識がそちらにばかりいってしまいがちですが、
内容の方も、カラスたちの習性をよく考えた上で構成されていて、
文章は短くコンパクトなのに、すごく勉強になったきがしました。
小学校の低学年から中学年くらいのお子さんたちに、読み聞かせで読んでみたいです。