『にじいろのさかな』シリーズでおなじみのにじうおが、まだ小さかった頃のお話です。
眠れないにじうおは、お母さんに次々と質問します。
「もし しおのながれが ぼくをさらっていったら?」
「もしぼくが たこのはくすみのなかで まいごになったら?」
そんな我が子の不安に、お母さんはひとつひとつ心強い言葉で応えてくれます。
幼い子供って、なんの前触れもなく、急に不安でたまらなくなることがあるみたいですね。
後ろをちゃんとついて行ってるのに、そこに姿があるかどうか何度も何度も振り返りながら歩くような。
そんな子供に、「いつでも安心だよ」と語りかけてくれる絵本です。
このお話のおかげで、子供達がまだ幼かった頃のことをいろいろ思い出すことができました。
我が子がどんなに大きくなっても、常に安心できる存在でいられたらいいな。
真っ暗が怖くてなかなか寝付けない小さなお子さんに、寝る前に読んであげたら安心してくれるんじゃないでしょうか。