心臓の音が聞こえないからニセモノだと言われた保健室の抱っこ赤ちゃん。
保健室の仲間とともに、「生きてるしるし」を探しに出かけます。
やはり村上しいこさん。
ギャグ要素満載で、とっても面白かったです。
田中六大さんの絵も、ピッタリ。みんなの気持ちが表情にしっかり表れています。
笑いのほうばかりでなく、仲間を思いやる気持ち、困った誰かを助けてあげようとする優しい心の大切さについてもちゃんと描かれています。
さて、抱っこ赤ちゃんは「生きてるしるし」を見つけたわけですが、
人それぞれ答えは違うところにあったり、また1つだけとも限らないと思います。
これを読んだお子さんは、どんなところ、どんなときに「生きてるしるし」を見つけるか。
改めて考えるいいきっかけになるのではないでしょうか。